「このねこを起こした方が勝ちだ」北風と太陽の勝負の行方/ねこむかしばなし(12)
『ねこむかしばなし』12話【全21話】
古今東西の昔話にねこが登場したらどうなる?
赤ずきんちゃん、シンデレラ、一休さん、浦島太郎…。言わずと知れた有名な昔話も、ねこが加わっただけでひと味違った展開に!悲劇すらゆるくてキュートなお話に変貌します。登場人物たちがねこに絆される姿には、「ねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし。
作品の元となったお話の解説もついているので、神話や名作についても改めておさらいできます。
※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。
◆北風と太陽とねこ
◆元となったむかしばなし
北風と太陽
北風と太陽はどちらの力が上かを競うため、旅人の上着を脱がす勝負をしました。
北風はビュウウ~と強風を起こします。ですが、旅人は上着を飛ばされないようにしっかり押さえてしまいました。
それに対し、太陽はポカポカと旅人を照らしました。すると、徐々に周りが暖かくなっていき、ついに旅人は上着を脱ぎはじめたのです。その様子を見ていた北風は負けを認め、勝負は太陽が勝ったのでした。
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