あのBTSのRMも読んだ！韓国で大人気「結婚するとは思いませんでした」に描かれる可愛い日常

BTSのRMも読んだ、韓国で大人気の漫画家「ジェス」のコミックエッセイ『結婚するとは思いませんでした。』。恋とは無縁で寂しがりやだった漫画家の「僕」が、自分のファンの「隊長」と出会い結婚し、３匹の元野良猫（インク（♂）、ミミ（♀）、クル（♀））とくらす日常が描かれます。

可愛くて思わず笑ってしまう、そんなほっこしりとした日常をのぞいてみましょう。

※本記事は書籍『結婚するとは思いませんでした。』（ジェス　訳＝呉 永雅）から一部抜粋・編集しました

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売れない漫画家ジェスさんにTwitterでよくリプライをくれるクマちゃん画像のアカウントの自称「ファン」。あるとき、その人はジェスさんあてに、お菓子を送ってくれました。
そこで、イベントに登壇したときに、ジェスさんは会場に向けて「僕にお菓子贈ってくださった方いらっしゃいますか？」と声をかけます。
すると……

ジェスさんは、「隊長」というあだ名の彼女にすっかり一目ボレしてしまいます。
その後、ふたりはお出かけする仲に。しかし、一向に距離は縮まりません。

ある日、カフェでジェスさんは急に思いついてノートを１枚やぶってボールペンと一緒に彼女に渡しました。

「左側に好きなこと10 個と、右側に嫌いなこと10個書いてみてください」

彼女は心理テストかなにかだと思ったようで、実にまじめに悩みながら一つ一つ書いていきました。前のめりになっていっしょうけんめい書いている彼女のつむじを見ていて、可愛すぎるとジェスさんは思いました。
こんなに可愛い人とこれからもずっとただの知り合いとして付き合うのはつらい。付き合うか、いっそのこともう会わないか、決めるべきだ、と。
しばらくして彼女はすべて書き終えて、満足そうな表情で紙をジェスさんに差し出しました。
ジェスさんはリストを一つ一つじっくり読んでから、こう言いました。

「ここに書いてくれた嫌いなこと10個は、これからも絶対にしないから、僕と付き合いませんか？」

ふたりは晴れてお付き合いすることに。

やがてジェスさんは自分のいたらない部分がはっきりわかるようになります。
何かというと隊長さんをさとそうとしたり、ちょっとでも興味のある話題になると、知っていることを総動員して口角泡を飛ばす勢いでしゃべりつづけたりするくせがジェスさんにはあるのです。
隊長さんの反応を見て、こういった欠点をあらためようとジェスさんは思いました。

ジェスさんは、自分が『男はこうすべきで、女はこうすべき』という恋愛セオリーにこだわっていたことに気づきます。それに従わないと隊長さんがいなくなる気がして不安だったのです。



ジェスさんが男らしさ女らしさを捨てると、2人の本当の恋は、やっとはじまりました。
そしていよいよ2人は結婚することになったのです。