並べ方に法則を持たせよ!【オタクのための収納ルール1 】

#くらし   

はじめまして、こんにちは。雛咲望月です。

私は元々漫画も小説もゲームも好きな生粋のオタクでしたが、最近は衣装や革鎧に着替えてエンジョイする「LARP(Live Action Role Playing)ゲーム」にもハマッてしまい、ますます部屋の中にモノが溢れ返り滅茶苦茶に。

「これじゃいかん…せめて生活ラインを元に戻さなければー!!」

と我に返り、各種収納術をまとめ上げました。私の収納術は、ズボラな私自身の性格と物が多くなりがちなオタク視点から見たやり方ですが、「これもしかして、オタクじゃない人にもオススメできるのでは…?」と気付いたアレコレを基に、あえてこちらの記事には「一般的な形」として記載しています。

京極夏彦コミック版、完結した青春の思い出「ハーメルンのバイオリン弾き」全巻など、現行の物だけではなく、10年前の名作が所狭しとスペースを圧迫。だからこその大型本棚!


特に本は嵩んでいきませんか? しかしスペースはぶっちゃけ「有限」! 捨てたくないけど、捨てないとヤバイ!そこで悩んだ末、私が編み出した収納術が以下の方法でした。

まず、漫画や雑誌を例にしましょう。部屋の気になる一角に絞り、全部「ドザーッ」と床に出してください。さあさあ、遠慮はいりません! 床の海に大放出して下さい! 次に、その本の山から、4つの種類で分けていきます。

1)とてもお気に入り。普段すぐ読む。実用的。

2)とてもお気に入りで自分を形作る本だが、だからこそ逆に頻繁には読まない。宝物

3)ほどほどに気に入っているが、ここ2~3年読んでない。

4)ほとんど読んでない。読む気が起こらない。今の自分にはもう必要なくなったかなと思う。

本誌には「1、2は見える所に、3、4は押入れや天袋へ」と書きました。ただし、本当にスッキリできる究極形態は「1のみ見える所に、2、3は見えない所に、4は捨てる」です。(本誌の文面はハードルを低くするため、少し緩めのルールにしていました)

4は「捨て候補」です。「私には絶対存在しない!」と断言する人がたまにいますが…人間は変化していきます。感情も性質も。だからこそ、今の自分に「本当に必要のない」ものは、常に持ち物から生まれていってしまいます。これは仕方のないことです。

3は、いわゆる少し熱が冷めかけた中途半端な物になると思います。そういった物たちは、全部まとめて、段ボール箱に入れてしまいましょう。そして、「比較的取り出しやすい位置」の天袋や押入れに入れてしまいます。

そして、ここからさらに1~2年の経過を待ちます。つまり、その期間内に探して読まなかった場合は、4と同じく「今の自分にはもう必要のないもの」だと納得できるかと思います。そのまま処分。逆にその期間内に慌てて探して取り出したものは、2へと昇格します。

2は、小さい頃に読んだ本や作品が大体だと思います。本当に捨てられない。ならば、捨てなければ良いのです。そのまままるっと3と同じく、ダンボール箱に入れて「比較的取り出しにくい位置(奥など)」の天袋・押入れに入れます。

3と近いですが、違うのは「ほぼ人生を共にすると決めたもの=絶対に捨てない」ものであるということです。そのため、2の量は少ないに越したことはありません。ここは、部屋の容量とよく相談してみてください。

最後に、1。これは、まさに、今の自分に必要とされているものです。ちょうど今ハマっている作品や、クリエイターさんでは実用本などがそれにあたると思います。そういったものは、外に出しておいてください。

私は、これに少し2を混ぜ、青春の軌跡である『魔術士オーフェン』を大型本棚の目線の位置に取り出しやすく置いています。落ち込んだ時、疲れた時は読み返して魂の力を取り戻していますね!

そうすると…外に出て見えるものは、実質1(場合によっては2)のみ! そして1は一番今、必要としているもの。さらに、作品番号が順番に並んでいればサクサク取り出せてストレスフリー。会いたいと思ったその時、『俺の嫁』『大好きな作品』に最速で出会えます!

作品は大まかに分けて4つ。それぞれの作品ごとに分けると、色合いやシルエットが綺麗にまとまって見やすい


「フィギュアがあると雑然とするなあ…でも仕方ないよね、色合いが派手だし…」

待てい!! そこな読者よ。諦めるのはまだ早い!!!(バーン)

「フィギュアは美しく並べられるものなのです!!」

そこで、今回はフィギュアの並べ方について考えてみます。

例として大小フィギュアが計7つ(+バイク1つ)あるとしましょう。これらを、長方形の平らなスペースに並べていくことを考えます。

まずは、一番奥に大サイズの『初音ミク』『FF7/セフィロス』『FF7/クラウド』。横いっぱいに、かつ等間隔に並べます。ちなみにスペースとして入りきらない『JOJOの奇妙な冒険/DIO』様は、右端に固定。次に小サイズ『Fate/セイバーオルタ』『Fate/セイバー』『Fate Zero/ランサー』を前に、こちらも等間隔。それぞれの列も等間隔に調整します。

たったこれだけで、フィギュアが見やすくなったと思いませんか?まとめて高低差をつけることで、どれも邪魔することなく、整頓されて見えるテクニックの一つです。ちなみにDIO様をなぜ「右端に」置いたのか? 背の高いものを外側に置いた方が、空間的なまとまりが強くなるからです。

また、それらの法則をぶっちぎって、なぜバイクが「真ん中やや右に」置いてあるのか? これは、一番右奥『FF7/クラウド』のバイクであり、同系列の作品のまとまりとして置いてあった方が、色彩的にもすんなり視覚内に収まるからなのです。背も一番低いので、視界の邪魔にもなりにくい利点があります。

Fateのセイバーfigmaフィギュアは、可動式でポーズは自由自在。自立させるにはコツが要りますが、もっと劇的なポーズにしたい!姿勢制御の固定パーツを購入しようか悩み中。


お気に入りの嫁フィギュアをもっと見栄え良く! ごくごく簡単な整頓方法だけで、ここまでいけちゃいます。ぜひ、お試しください!

【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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Information

雛咲望月(ひなさきもちき):夫と二人暮らし。執筆のほか、鎧や衣装を着てリアルな世界で行う体験型RPG「LARP」を合うに広めるべく活動も行っている。WEBマガジン「カクヨム」で連載していた、「オタクのための整理整頓・掃除・生活術」が話題に。



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