衣類選びで変わる⁉ 洗濯ストレスが増える服と増えない服

衣類選びの基準は、乾きやすいこと。私なりのこの結論にたどり着いたのは、かつての私が「なんとなく」乾きにくい衣類を買ってしまい、苦労した経験があったからです。洗濯で苦労した経験とは何か? それは特に子どもたちの秋冬用衣類です。裏地にボアがついているズボンとか、もこもこのニットセーターとか。そのころは「これ暖かそうだから一つ買っとこう」と思って厚手の服を買っていました。ですが、薄い靴下や下着に比べて格段に乾きにくい。今考えると当然だと思うんですけど、衣類ってものによって乾くタイミングがかなり違うんですよね。
たとえ同じ素材である「コットン100%」でも、丈夫そうな生地のボーダーTシャツと薄いコットンTシャツでは倍と半分くらい乾く時間が異なり、改めて「洗濯物の乾きやすさは素材じゃない、厚さなんだ」と気づきました。それがわかってからは、衣服を購入する際「洗濯して干して取り込むまでのこと」を事前にイメージするようになりました。
昔はデザイン重視で厚手のフードつきパーカーを買ったりしていて、洗濯のたびに「あ~、フードのところがまだ湿っぽい。パーカーだけはもうちょっと干しておくか」という「フードがなかなか乾かないストレス」がつきまとっていました。フードをしっかり乾かすためにパーカー用の特殊な形状のハンガーが市販されているくらいですから、パーカーの乾きにくさに困っている人は多いんじゃないでしょうか?
また同様に、以前は厚地のタオルハンカチを好んで使っていましたが、最近はもっぱら乾きやすいリネン素材一択です。
もちろん「フードがついたパーカーのデザインが好きだから買っている」「タオルの肌触りや厚みが好きでタオルハンカチを使っている」という方はそのままでいいと思います。ただ私のように「別にフードのありなしにこだわりがない」「ハンカチはどんな素材であれ手が拭けたらOK」という方にはこの「乾きやすさ」視点での衣類選びをおすすめします。
最近の私と娘たちの秋冬用のスタイルは、もっぱら「肌に密着するものは薄くて軽いけど暖かいもの」+「はおりもの」という組み合わせ。ダウンやコート、ざっくりニットなどのはおりものは肌にふれないので洗濯は月に1回〜シーズンの終わりに1回くらいで問題なし。こうすると「肌に密着する薄くて軽い服」だけ洗えばいいので、洗濯物が乾きにくい冬でも洗濯物の量や洗濯の回数を減らせてラクですよ。
シンプルライフ研究家 マキ

不要なものは持たない「シンプルライフ」を通して、心に余白をつくる提案をする。雑誌やテレビなどで発信や講演活動も行なう。著書は『なくす家事』(小社刊)はじめ13冊。夫と中学生、小学生の女の子の4人家族。オンラインサロン「シンプルライフ研究会」主宰。
撮影/林 ひろし 編集協力/宇野津暢子 デザイン/河村かおり(yd)
文=レタスクラブ編集部
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