「あなたはお母さんではないからね」そう言われた気がして泣いた夜/14歳男子の継母になった私(12)
『14歳男子の継母になった私』12話【全22話】
結婚を決めた男性には、すでに大きな息子がいました……。
べにゆうさん(当時40歳)は14歳の息子がいる男性と結婚しました。初めての子育てなのに、子どもはいきなり思春期まっさかりの男の子。日常のちょっとしたことにも迷い、悩んで、苦労もひとしおだったそうです。しかし、家族それぞれの個性を大切にし、お互いに理解を深めていった結果、べにゆうさん一家は時間をかけて「一つの家族」になることができたとのこと。
べにゆうさんの実体験を描いた『14歳男子の継母になった私』を通して、改めて「家族のあり方」を考えてみませんか?
産みの母親を「お母さん」と呼び、継母を「べにゆうさん」と名前で呼ぶ元気君。もともと父親の結婚に肯定的だった彼ですが、実は結婚前に「俺の”お母さん”は今のお母さんだけ」という言葉を残していたのでした…。
「自分の子どもを産む」夢は叶わなかったべにゆうさん。その分、元気君を大切にしたいと願う彼女でしたが、「お母さん」という言葉の重みに悩み、一人でもがき苦しんでいました。どんな形の家族でも、お互いを尊重して、分かり合おうとする姿勢が大事なのかもしれません。
著=べにゆう、汐田まくら/『14歳男子の継母になった私』
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