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食べこぼし汚れに効く洗剤って何? 大掃除前に覚えておきたい「汚れ落としの法則」
温度
油汚れは、温度が高いほど溶けて落ちやすくなる。水よりもお湯で洗うことで効果がアップ。ただし、血液など、たんぱく質汚れは温度が高いと汚れが落ちにくくなるので注意。
★ぬるま湯:約40℃......ガス台まわりなど、飛び散った油の汚れを洗い落とすのに最適。
★熱湯:60℃以上......換気扇の中など、長い時間をかけて蓄積した汚れに。やけどに注意して。
時間
時間を味方につけて、つけ置きすることで、汚れを落とす方法も。1度で落としきれない頑固な汚れでも、何度か繰り返しつけ置くことで、落とせる場合もある。
★落ちにくい汚れ......15分つけ置きが目安
★さらに落ちにくい頑固な汚れ......2時間が目安
物理的な力
こする、へらなどでこそげ落とす、拭く、また研磨剤で磨くのも、汚れを落とすのに必要な力。素材を傷めないように、汚れに合わせて適切な方法を。
【汚れ落としに便利なアイテム】へら・スポンジ・ブラシ類・研磨剤入りクレンザー など
NGの組み合わせも! 覚えておきたい洗剤使いの注意点
酸性、塩素系の洗剤を同時に使うのは絶対にNG
塩素系の洗剤と酸性の洗剤を一緒に使うと、有毒な塩素ガスが発生し、非常に危険です。同じ場所で使う際は水でよく洗い流し、1日以上時間を空けましょう。
漂白剤は汚れを落とすのではなく、色素を分解する薬品と心得て、適所に使用を!
次亜塩素酸ナトリウムや過炭酸ナトリウムなど、酸化剤を主成分とした漂白剤は色素を分解する働きがあり、還元型漂白剤は布類の黄ばみなどを漂白。
消毒用エタノール (除菌・消毒スプレー) は菌を減らし、衛生を保つもの
消毒用エタノールは洗剤ではなく「有機溶剤」と呼ばれる液体ですが、水溶性と脂溶性、どちらの汚れも溶かす性質があり、除菌・消臭効果もあります。
* * *
いかがでしたか? なかなか落ちないから...とあきらめかけていたガンコな汚れも、洗剤の種類や温度、時間などが間違っていたのかもしれません。
適切な「汚れ落としの法則」で、今年こそしっかり落としましょう!
監修/藤原千秋 撮影/合田和弘 イラスト/イオクサツキ 編集協力/田中理恵
【レタスクラブ編集部】
Information

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