2歳児は物を落とし、夫は余計なモノを買う…。子育て中の女性252人の「トホホな買い出し事情」

#くらし   

子育て中は、食品の買い出しは中々の大仕事。小さい子どもがいれば、いたずらをしないか目を光らせながら必要なものをピックアップ。そして、子どもと荷物を抱えて帰るだけでもドッと疲れてしまいます。さらに仕事帰りの方は、へとへとな体で夕方の混雑したスーパーに寄るのもひと苦労…という方も多いのでは?

そこで、子育て中の女性の食品の買い物事情について レタスクラブアンケート部の皆さんに聞いてみました。(2022/10/4~2022/10/12実施:回答者1231人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」の252人の回答を抽出)。

買い物頻度は週1~2回。週末の土曜にまとめ買い

食品を買いに行く頻度は週1~2回が最多

はじめに、買い物をする頻度を聞いたところ、最も多かった回答は「週1~2回」(42.9%)。次いで、「週に3~5回」(38.9%)、「ほぼ毎日」(16.3%)の続きました。毎日買い物に行くとの回答は少なく、多数の方が1度に数日分の食材をまとめ買いしていることがわかります。時間や手間のかかることが多い買い出し、「まとめ買い」は忙しい子育て世代のスタンダードのようです。

食品の買い出しは土曜日に行くことが多い

買い出しに行く曜日については、一番多かった答えは「土曜」(38.1%)となりました。家事育児に忙しい平日を乗り切り、ホッと一息ついた後に落ち着いて買い物に行くことができる方が多いのかもしれませんね。また、夫や家族が土曜休みという方は子どもを預けて1人で買い出しできる場合もあり、子育て世代にとっては買い物に行きやすい曜日ともいえそうです。

1回の買い物で2~3日分をまとめ買い。1日の食費は2,000円未満

過半数の人が、1回の買い物で2~3日分の食品をまとめ買いしている

1回の買い物で何日分の食品を買うか聞いたところ、多かった答えは、「3日」(32.9%)、「2日」(25.4%)、「1週間」(14.7%)の順となりました。買う頻度は減らせるものの、そのぶん荷物の運搬が大変になるまとめ買い。アンケートでも「1週間分をまとめて買うので、ものすごい量の食材を店から車、車から玄関、玄関から2階のリビングへ運ぶのが本当に重くて大変」「家がエレベーターのないマンションの3階。買い物を終えて階段を上る時、荷物が重すぎて腕がちぎれそうになる」など、運搬の大変さを嘆く声が多く寄せられました。持ち運びや冷蔵庫に入る量を考えると、2~3日分位が現実的に買いやすい量なのかもしれませんね。

次に、買い物1回当たりの食品の平均購入額について質問をしました。回答のボリュームゾーンは、1日分の食品を購入する場合「1,000~1,999円」、2日分だと「2,000~2,999円」、3日分なら「3,000~4,999円」。この購入額を1日当たりに換算すると、平均2,000円未満に抑えている方が多いことがわかります。

買い物は「自分1人でサクッと」30分未満で済ませる

食品の買い出しには、自分で車を運転していく

食品の買い出しへの交通手段としては、「自動車(自分で運転)」と回答した方が44.4%でトップに。1回の買い物で数日分をまとめ買いする方が多いことから、大量の荷物を運べる自動車が利用されているようです。続いて「徒歩」(20.6%)、「自転車」(19.4%)がランクイン。都市部では自家用車を持たない方も多く、スーパーに駐車場が完備されていないことも多いため、車以外の手段が選ばれるのかもしれません。

7割弱の人は、食品の買い物を自分一人で行っている

また、誰と一緒に買い物に行くことが多いか聞いたところ、7割近くの方が「自分のみ」(68.7%)で行くと回答。次いで、「配偶者」(34.1%)、「子ども(未就学児)」(27.0%)の順となりました。(複数回答可)

食品の買い物にかかる時間は30分未満が過半数

自分1人で行く人が多いこともあるためか、買い物にかかる時間も「10分以上、30分未満」(57.5%)が過半数を占めており、短時間で済ませていることが判明。仕事帰りにスーパーに寄る方も多いため、そんなに買い物に時間をかけられないという事情もあるのかもしれませんね。

物を落とす、アイスが溶ける…子連れの買い物トホホ体験

子どもと一緒の買い物ではトラブルも多発

短時間で買い物ができるのが理想ですが、中には未就学児を連れで買い物に行かざるを得ないという方も。そんな彼女たちからは「子連れの買い物」でのトホホなエピソードが数多く寄せられました。

・「2歳の娘が卵を割ってしまい、お買い上げしたこと。高級卵だったのでトホホでした…」
・「子どもがまだ2歳なので、買い物は一苦労。30分で済むところを1時間かかったり、アイスを買ったのに『ペットショップが見たい!』と犬・猫の前から動かなくなり、アイスが溶けたりなど、よくあります」
・「子どもがポイントカードを持ちたがるので渡すと、いつの間にか落としたり、商品と商品の間に置いてきたりする」
・「子どもを連れての買い物は、両手だけでは足りないことも多いです。スーパーの店内はもちろん、駐車場でも気が抜けません。子どもが人や車にぶつからないよう気を付けなければならないですが、知らぬ間に買い物カゴにお菓子が増えていないかを見張るのも一苦労」
・「子どもと一緒に行くと、『カートに乗りたい』『歩きたい』『商品を取りたい』『セルフレジをやりたい』となかなかスムーズに買い物ができず、買い忘れがあっても買い足す元気がなくなります」
・「2歳の娘を連れてスーパーに行くので、ゆっくり買い物はできません。子どもがグズると買い物の途中でも慌てて会計してお店を出ます。週末ならゆっくり買い物ができますが、そうなると余計なものを買ってしまったりも。時間がないほうがちょうどいいのかもしれません」


子連れでの買い物は、思うように進まず、時間がかかったり余計なものを買うことになったりと苦労が多いよう。特に「イヤイヤ期」を迎える子が多いとされる年齢のお子さんエピソードからは、子育て中の女性の大変さが垣間見えますね…。

有難いけれど…「ツッコミどころ満載」な夫の買い出し

家事や仕事の合間をぬっての買い出し、「たまには誰かに任せたい!」と丸投げしたくなりますよね。白羽の矢が立つのは、やはり夫…しかしながら、バトンタッチをためらう理由もあるようです。なぜなら、前述の「トホホな買い物エピソード」、「夫」に関するものも多く見られました。

・「たまに夫が買ってくると、無駄に高くて美味しくないお惣菜(油っぽいとか味付けが濃すぎるとか)の確率が高くて、それならデパ地下などちょっといいところの買えたのに!!って思う」
・「体調不良で旦那に買い物をお願いしたら、やたら時間がかかるうえ、余計なものを買ってくる。数回そういうことがあったので、体調不良でももう頼みたくない…」
・「夫がファミリーパックのお菓子をしょっちゅう買う。家計が気になる」
・「夫が肝心な時に電話をかけて何を買うか確認しないので、品物がダブったり微妙に違ったりして困ります」
・「夫が年に数回調理をするのですが、ネットでレシピを検索して買い物に行くので、レシピ通りの(普段はあまり使わない)調味料を買ってきて、使い切れずに捨てることが多い」
・「夫が賞味期限を見ずに購入したものがギリギリだとトホホです。ニラの葉がべチャッとしていたり…」
・「夫に国産の鶏肉を買ってくるよう頼むと、ブランド鶏を買ってきたこと。普段の節約がパァです」
・「夫は値段を見ずに買う。こっちは毎日広告や電子公告でチェックしてるのに!」


余計なものを買ってきたり、賞味期限のチェックが甘かったり…普段から節約や品定めをして、最適化された買い物スタイルがある妻から見ると、つい口を出したくなってしまうのかもしれませんね。

食品の買い物ひとつとっても、エピソード満載な子育て中の女性。家族の「美味しい!」のために、毎日奔走している姿が浮き彫りになりました。




文=酒詰明子

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