きれいにたたみすぎないのが正解? ナプキンの扱い方を知ろう

#くらし   
ナプキンはきれいにたたみすぎない

『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』 13回【全30回】


会食、近所や親戚付き合い、冠婚葬祭、お金と贈答…。日常のさまざまなシーンで、何が正解か迷ったことはありませんか?
そんなシチュエーションに備えて、エチケットを学んでおきたいものです。
今回はいざというときに迷わない、「大人」の基本満載のマナーをご紹介します。

ナプキンはきれいにたたみすぎない


ナプキンが提供されるフォーマルなお店では、注文をすませたら、2つ折りにして、折り山を手前にしてひざの上に広げます。食事中に口のまわりが汚れたら、ナプキンの内側を使って拭きましょう。

グラスを持つ前にナプキンで口をおさえると、グラスはいつもきれいです。グラスが汚れたときは、指で拭き取り、その指はナプキンの内側で拭きます。魚の骨、くだものの種などを出すときも、ナプキンの内側で口元を隠して出すといいですね。

ナプキンがあるのにティッシュやハンカチを使うのはマナー違反。「このお店のナプキンは汚くて使えない」という意味になります。

中座するときはテーブルに置かず、かるく2つ折りにして椅子の背にかけるか、座席にラフにまとめて置きます。食事の途中でも食後でも、ナプキンはきれいにたたみすぎないよう注意しましょう。きっちりたたむと、「サービスに不満あり」という意味になってしまいます。

作=岩下宣子

【著者プロフィール】
岩下宣子
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)がある。

※本記事は岩下宣子著の書籍『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』から一部抜粋・編集しました

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