意外と知らない! 上座・下座の見分け方って?

#くらし   
どこが上座か分からない!

『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』 21回【全30回】


会食、近所や親戚付き合い、冠婚葬祭、お金と贈答…。日常のさまざまなシーンで、何が正解か迷ったことはありませんか?
そんなシチュエーションに備えて、エチケットを学んでおきたいものです。
今回はいざというときに迷わない、「大人」の基本満載のマナーをご紹介します。

上座、下座の見分け方は?

どこの席かを案内されないまま、座るようにすすめられたらどうすればいいでしょう?

部屋によって少しずつ状況が異なりますが、「出入り口からの距離」で見分けます。出入り口に近い所が下座、部屋の奥の方の席が上座になります。そして、庭などに面している場合は、部屋の奥で景色が見える席が、飾りがある場合は装飾がよく見える席が上座になります。

応接セットがある場合、長椅子の部屋の奥の方の席が一番の上座、一人用のひじかけつき椅子、一人用のひじかけのない椅子の順になります。
和室は出入り口から遠く、向かって右側の席が上座です。床の間の前にも席が用意されている場合は、床の間の前が一番の上座になります。

とはいえ、お店で上座がわかりにくく、自分がおもてなしをする立場のときは、店員さんに相談してお客様の席を決めましょう。

作=岩下宣子

【著者プロフィール】
岩下宣子
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)がある。

※本記事は岩下宣子著の書籍『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』から一部抜粋・編集しました

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