ご近所からのセールスの勧誘。角が立たないように断るにはどうしたら?

#くらし   
断りづらいセールス勧誘。どうしたら?

『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』 28回【全30回】


会食、近所や親戚付き合い、冠婚葬祭、お金と贈答…。日常のさまざまなシーンで、何が正解か迷ったことはありませんか?
そんなシチュエーションに備えて、エチケットを学んでおきたいものです。
今回はいざというときに迷わない、「大人」の基本満載のマナーをご紹介します。

ご近所の方からのセールスの勧誘を、角が立たないように断るには

セールスは、細かい理由を言って断っても、押し切られてしまいます。自分自身の気持ちを理由にするより、「ごめんなさい、夫にだめだといわれていて」などと、ほかの家族が反対していると話すと、角が立ちません。「親戚に同じ仕事をしている者がいて、そこから買わないとおつきあいがうまくいかないんです」というのもいいでしょう。

勧誘がしつこく、断れない雰囲気のときも、「夫に相談します」と返事を保留にし、後日お断りします。

断りの連絡は、あまり間をおかずにしましょう。「せっかくのお話ですが、購入は無理です。ごめんなさい」と、明るく伝えます。セールスをしている人は、断られるのにも慣れています。遠慮をしてあいまいな返答をするより、誤解のないよう、きっぱり、簡潔に。

作=岩下宣子

【著者プロフィール】
岩下宣子
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)がある。

※本記事は岩下宣子著の書籍『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』から一部抜粋・編集しました

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