薬物依存症は脳の病気。父の過ちに苦しむ男子学生が向き合った、心の荷物をおろす方法
ギャンブル、覚醒剤、アルコール、ゲーム…。「依存症」は誰もが陥る可能性がある身近な病気と言えます。しかし依存症による言動や周囲に及ぼす影響といった実情を、当事者以外が知ることはあまり多くないかもしれません。
今回は子どもの視点から見た、薬物依存症の父親によって家庭が崩壊の危機に陥ったケースを見ていきます。
とある学校に転校してきた男子学生・ナオくん。クラスメイトにかたく心を閉ざし、遠巻きにうわさ話をしたり、よそよそしい態度を取る同級生や冷たくあたる母親など、周囲を疎ましく感じていました。
唯一明るい性格のケイスケくんには心を開きかけていたものの、クラスメイトの口から「親が犯罪者って、どんな気持ち?」と、ナオくんがひた隠しにしてきた実父の素性を暴かれてしまいます。ナオくんの父親は覚せい剤を使用し、薬物依存症に陥っていたのです。
「父親が薬物依存症の息子」というレッテルから逃れられない日々に絶望するナオくん。もはや誰も信用できないと悲観していたとき、学校の講演会で依存症の実体験について話す女性と出会います。
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