「ねこばば」という言葉は、猫のある習性から生まれたものだった!/大人の最強雑学1500(19)

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「ねこばば」の由来

『大人の最強雑学1500』19話【全31話】


普段何気なく使っていた言葉にはこんなルーツが!
そもそも、これってどう意味?

情報にあふれた現代でも、意外と知らないことって多いですよね。知って得するものからびっくり仰天する驚きのネタまで、幅広い雑学ネタを知っておけば、人との会話に困らないかも…? 
文系理系じゃくくれない「大人の教養」から、厳選したおもしろ雑学をお届けします。

※本記事は雑学総研著の書籍『大人の最強雑学1500』から一部抜粋・編集しました。


「ねこばば」は猫のうんち!?


落し物や預かったものを素知らぬ顔で自分のものにしてしまうことを「ねこばば」という。

この言葉を漢字で書くと「猫糞」。うんちをした後、足で砂をかけて隠す猫の習性を、悪いことを隠して立ち去る様子に重ねたのである。

この言葉がいつ生まれたのかは定かではないが、江戸時代にはすでに使われていたようだ。

戯作者・式亭三馬(しきていさんば)による滑稽本(こっけいぼん)『浮世風呂』には、「猫糞で、しゃァしゃァまぢまぢだ」「猫が屎ぢゃアすまされねへぞ」という記載があり、「ねこばば」のほかに「にゃあがばば」という言葉も同じ意味で使われていたことがわかる。

著=雑学総研/『大人の最強雑学1500』

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