「手柄は横取り」「隙あらば足を引っ張る」承認欲求オバケのマウンティング女子が周囲にいたら⁉

舞台はとある不動産会社のオフィス。マウント女子・真由香は、産休から復帰してきたばかりの子持ちの同僚・雪平まゆを「地味ィーー」「子持ちアピール?いいから大人しくしててよ」と出会った瞬間から目の敵にします。そして、わざと仕事を振らない、契約を横取りする、電話の伝言を伝えないなど、あの手この手で雪平に嫌がらせをして、常に上位に立とうとマウントを取っていきます。

さらに、次々と男性社員に思わせぶりな行動をしたり、わざと同僚女性が親しくしている男性社員の気を引いたり。こんな厄介なマウンティング女子が職場にいたらいやだな…と思わせるMAYUですが、周囲の人間もその素性に気づかないわけがありませんでした。彼女の軽率な行動はトラブルを引き起こし、MAYUの思わぬ方向へと事態は展開します…。
マウンティング大好き女子・『MAYU』を生み出した、著者の白金ゆいさんにお話を聞きました!
白金ゆいさんインタビュー

──不動産会社が舞台になっていましたが、これは著者様の実体験をもとにしたのでしょうか。あるいは取材などをされたのでしょうか?
白金ゆいさん:私も働いていたことがあります。不動産業界に長く勤めている知人に自分の知らない分野の仕事の内容を少し取材させていただきました。ちなみに不動産業界にするか広告業界にするかで悩みました。
──作品中に登場する「契約を横取り」「わざと仕事を振らない」「伝言を取りつがない」などのMAYUの迷惑エピソードは、身の回りなどで実際にあったことでしょうか?
白金ゆいさん:中には働いていた頃の実体験もあります。例えば契約の横取りなどがそうですかね。ただ実際はさらっと取られたので作中のMAYUほど故意は感じられませんでしたが。あとはほぼ完全に創作です。MAYUならこうするかな、と考えるのが楽しかったです。

──MAYUが作中でやっているような「マウンティング」行為や、承認欲求の強さからの行き過ぎた行動について、どのように感じていますか? また、周囲の人にこのような態度をとられたらどのように対処したら良いと思いますか?
白金ゆいさん:受取手によってはこちらがそのつもりがなくてもマウントになることもあるし、こちらがスルーしようがマウント取りたい人って向こうから突っかかってくると思うんです。やはり一番は適度に流せるのがいいと思います。
承認欲求は誰にでも大なり小なりあると思いますし、仲がいいなら可愛いくらいで済む場合もあればこっちを下げてきたりあまりにもひどいマウントならもう距離を置くか、「それマウントになってるかも」と指摘するのが、もしかしたら本人も気づくきっかけになるかもしれません。でも喧嘩になりそうなのでやはり周りが我慢する、みたいになりそうですね。難しいです。

──『今日もワタシが一番カワイイ』について、読者からの反響はいかがですか? どんな感想がありましたか?
白金ゆいさん:面白かった、読み応えがあったなど嬉しいコメントをたくさん頂きました。「こんな人うちの職場にもいる」」ってコメントをもらったり。正直最初はMAYU目線で話が描けるか不安だったのですがなんとかなりました。(笑)一緒に話をとことん練ってくれた担当の編集さんに本当に感謝しています。
──今後はどんな作品を描いていきたいですか? 描きたいテーマや挑戦してみたいテーマなどはありますか?
白金ゆいさん:挑戦したいテーマは不倫やフレネミー(編集部注:フレンド=友だちと敵=エネミーを組み合わせた造語。友だちを装って攻撃してくる敵のこと)などですかね。今後も人間ドラマを描いていきたいです。
* * *

残念すぎるマウント女子の迷惑行動を描いて大反響のオフィス漫画。過剰な承認欲求が引き起こすトラブルと、その行き着く先をお確かめください!
取材・文=レタスユキ
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