【まんがで名作】自尊心をこじらせて虎の姿に!? 中国の古典を元に人間の本質を描いた「山月記」中島敦/日本の文学 入門編(5)

その声はわが友李徴ではないか?

【まんがで名作】敵は人間不信の暴君?自分の弱さ?正義を貫く心の葛藤を描く「走れメロス」太宰治
『まんがで名作 日本の文学 入門編』5回【全5回】


今も多くの人に愛される名作文学の数々。
「原作はちょっと手を出しにくい」「昔読んだけれど内容を忘れてしまった…」「なんとなく知っているけれども本自体はきちんと読んでいない」という人は実は多いのではないでしょうか。
そこで、今回は中島敦による名作『山月記』をサッと読めるマンガでご紹介します。

※本記事は監修/今中 陽子、カバー・表紙/山下 明彦の書籍『まんがで名作 日本の文学 入門編』から一部抜粋・編集しました


『山月記』を書いた中島敦ってどんな人?

中島敦ってどんな人?

中島敦/漢学の素養を生かし、中国の古典を元にした短編を多く発表した作家。小学校時代から成績はトップクラスで、東京帝国大学に入学。卒業後は教員をしながら文学賞への応募を続けていました。その後、南洋庁書紀となりパラオに赴任。第二次世界大戦期に作家として活動しますが、持病のぜんそくの発作のため33歳で死去。作家活動は死の直前の8か月という短い期間でした。生没年は1909~1942年。『山月記』は1942年の作品です。

主な登場人物

李徴

才能と知恵にあふれていた下級役人だったが、詩人になりたい一心で役人をやめてしまう。

袁傪

李徴の数少ない友人の一人。温和な性格だったので、李徴ともつきあうことができた。

詩人として名を残すのだ

李徴の自尊心は深く傷ついた

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