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掃除も料理もラクすぎる! キッチンで「出しっぱなし」を徹底的にやめてみたら/なんにもない部屋の暮らしかた(2)

人気ブロガーで漫画家のゆるりまいさんは、自他共に認める「スーパー捨て魔」。ゆるりさんの自宅のリビングやキッチンは、「ここで本当に生活できるの?」と驚きの声があがるほどガラーンとした“なんにもない”空間です。物がなければ空間を広々と使えますし、掃除もしやすそうですが、「不便さは感じないの?」「家族は平気なの?」という疑問も…。
この「なんにもない生活」に至るまでは、ゆるりさんならではの知恵と工夫、そして家族間の攻防がありました。「物を減らしたい」「自分が片付けても家族がモノを増やしてしまう」というお悩みを抱えている方のヒントが満載!『なんにもない部屋の暮らしかた』をお送りします。
※本記事はゆるりまい著の書籍『なんにもない部屋の暮らしかた』から一部抜粋・編集しました
【空間の作り方】最初は家族の負担を最小限に「なんにもない」は時間をかけて慣れるもの
汚家時代の台所(「キッチン」なんて言葉は似合わない)は、家の北側に位置するひっそりと暗い場所でした。当然、ここも物に溢れていたので、非常に狭く2人立つのがやっと。氷で冷やす昔の冷蔵庫なんてものもあったっけ。そんな台所なので、私は狭さを理由にろくに手伝いもせず、母はひとり黙々と家族の食事を作り続けていました。寂しい思いをさせ続けて申し訳なかった…。そこで新しい家では、寂しくないキッチンにしようと、心に決めたのです。

そうしてできた今の家の「キッチン」は、家の中心に位置し、当然余計な物も置きません。家作りの段階で、私は「キッチン家電は全てしまいたい!」と宣言し、パントリーは、家電を入れても大丈夫な造りにしてもらいました。その時は、母も夫も「ふーん」といった反応でしたが、いざ新居に住みはじめると、私が本当に何もかもしまうので「そこまでしなくても…」と、唖然。当然「出しっぱなしのほうが楽なのに!」と、反発もありましたが、①使ったら出しっぱなしでもOK、代わりに私が片付ける(家族にとっては使う時に取り出す不便さだけにする)、②家族が取り出しやすい&使いやすいように収納の場所を工夫する(動線を考えて、背の高さに合わせて取り出しやすくする)、この2つを約束しました。
家族の手間を半減させることで「キッチンのなんにもない化」を受け入れてもらったのです。今では、家族もなんにもない状態が当たり前になって、自然と「使ったらしまう」が身に付いてきました。最初に何もかもしまうよう強要しなかったこと、物が少ないとしまう場所が明確で、片付け=面倒臭いというイメージが払拭されたことが、成功の鍵だったのだと思います。

物に溢れたキッチンだったら、隣で晩酌などされたら「邪魔だからどいて!」なんて言っていたかも。なんにもないキッチンのお陰で、夫婦も円満です。
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