アルファベットの出身地はどこ?起源や名前の由来は⁉/人類なら知っておきたい 地球の雑学(95)

アルファベットの出身地はどこ?

知ってる?地球と太陽の誕生のひみつ。そもそも宇宙のチリだった⁉
『人類なら知っておきたい 地球の雑学』95話【全152話】


あらためて考えると、この地球(ほし)にまつわるさまざまなことは「知っているようで知らない」ことが多いのではないでしょうか…。
太陽系を含む地球の歴史をはじめ、地球上で成立した大自然や気候、動植物、資源など、地球に生きる私たちが知っておくべき「理系雑学」をお届けします。
思わず誰かに話したくなる理系ウンチクは、職場や家庭での日々の雑談に役立つかもしれません!

※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。


アルファベットの出身地はどこ?名前の由来は⁉


ABCで始まりXYZで終わる26文字で、世界のあらゆるものを表現できるアルファベット。現在、我々が使っている基本的なアルファベットは、紀元前6世紀から使われているラテン文字(ローマ字)がそのまま用いられたものである。

さらに、ラテン文字の起源となるのが、文字の形も似通ったギリシャ文字といわれていることから、現代アルファベットの直接的な祖先は、ギリシャ文字に求めることができる。

ギリシャ文字が誕生したのは今から2700年ほど前だが、そのルーツはさらに、海上貿易で活躍したフェニキア人が使っていたフェニキア文字に求められる。海の民として、地中海を縦横無尽に活動していたフェニキア人の祖先は、楔形(くさびがた)文字や聖刻文字(ヒエログリフ)という複雑な文字を持っていたメソポタミア文明やエジプト文明との交流をきっかけに、それぞれの文明から良質な要素を選びとることで、自分たちの文字を創造したと考えられている。

その後、フェニキア文字は、海上貿易の商取引を行なう際に使用されたことから、地中海全域へと広く普及。紀元前800年頃に、ギリシャ人がフェニキア文字を採用すると、そこからローマへと伝えられた。このときローマでは、この文字がギリシャ起源のものと考えられていたことから、ギリシャ文字の母音表にある最初の2文字「アルファ」「ベータ」をとって、この文字を「アルファベット」と名づけた。これが「アルファベット」の名の由来と考えられている。

著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』

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