10年モノの汚れに、開かずの間…。子育て世代223人が明かす、我が家の「No.1汚れ」

#くらし   

家事の中でも「掃除が苦手」という人は多いのではないでしょうか?掃除機をかけるくらいならまだしも、水回りや換気扇など難易度の高い箇所も多いですよね。仕事や子育てでへとへとになっている時などは、つい見て見ぬふりをしてしまいがちです。そこで、今回は レタスクラブアンケート部の皆さんに掃除に関する意識調査を実施。(2022/12/26~2023/1/10実施:回答者1,008人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」の223人の回答を抽出)。「我が家の一番の汚れ」から「掃除のモチベーションアップ法」まで、子育て世代の掃除の実態が浮かび上がりました。

キレイにしたいのにできていないのは「浴室」「キッチン」

まず「掃除」が好きかどうかの質問には、「どちらかと言うと嫌い」(48.9%)、「嫌い」(16.1%)と答えた人が合わせて65.0%。理由としては「すぐまた汚れる」「終わりがない」「面倒くさい」などのコメントが多く見られました。掃除した端から子どもに汚されてエンドレス…なんてこともありますよね。そのような、いたちごっこの闘いに徒労感を感じてしまう人が多いようです。

やりたくない掃除No.1は「換気扇」

次に、掃除の中でも「できればやりたくない掃除」について聞いたところ、トップ3には「換気扇」「窓・網戸」「エアコン」がランクインしました。
どれも、掃除に知識やテクニックが必要そうなイメージのある箇所ですよね。機器の分解や高所に設置されているなど、気軽に掃除ができない様々なハードルがあるため、やるのは年に一度の大掃除という人も多いかもしれません。

キレイにしたいけど、できていないのは「浴室」「キッチン」

また、「キレイに掃除したいけれど、できていない場所」としては、「浴室」「キッチン」といった水回りが1位と2位を独占。理由として最も多かったのは、どちらも「掃除に時間がかかるから」でした。確かに、毎日使用して汚れる箇所ですが、浴室のすき間のカビや、コンロの焦げつきや油ハネなど、隅々までキレイにするには手間がかかりますよね。

続く3位には「クローゼット」がランクイン。4位の「トイレ」を僅差で押さえたその理由は、「子どもや夫のものを勝手に処分できない」といったコメントも見られました。片づけたくとも片づけられないジレンマがあるようです。とりあえず扉を閉めてしまえば外からは見えないため、見て見ぬふりをしてやり過ごせてしまう箇所であることも、放置されがちな要因かもしれません。

見て見ぬふり…が数年間!誰にも言えない、我が家の「一番の汚れ」

毎日やることが盛りだくさんで、へとへとな子育て世代。いつでも完璧に掃除を行き届かせているのは、中々難しいですよね。そこで「あなたの家で一番汚れている場所と、どのくらい汚れているかをこっそり教えてください」と質問してみたところ、赤裸々なコメントが大集合。その一部をご紹介します。

・「お風呂。2年間掃除していなくてカビだらけ。足を置ける場所が床の真ん中だけ」
・「キッチンの換気扇。もう分解できないほどコテコテ。誰かにお任せするか全取り換えしたい」
・「冷蔵庫と洗濯機の裏。入居して10年。冷蔵庫も洗濯機も動かしていないので、きっとすごい汚れがある」
・「使っていないトイレの換気扇。放置していますが、強風が吹くと外から吹き込む風のせいで埃が落ちてくる」
・「お風呂場の乾燥機フィルター部分。下からのぞくと、埃などで黒っぽくなっている。毎日お風呂掃除で見えてはいるけれど、場所が高くて面倒なのでいつか主人にやってもらおうと思い、見て見ぬふりをしてしまう」
・「風呂のエプロン。3年間一度も外して掃除したことがない。というか、取れるの?と思っている」
・「子ども部屋。思い出の品が増えて捨てられず行き詰まり…。色々買い与えて甘やかした結果です(泣)」
・「バルコニーと網戸と窓ガラス。ずっと掃除できていないので、砂埃が酷くて外に洗濯物を干すのをためらうほど。水栓がないので、大雨でキレイになってくれないかと願っている」
・「ベランダ。子どもが生まれて、洗濯は洗濯乾燥機に任せきり。ほとんどベランダに洗濯物を干しません。特に冬は寒いし『開かずの扉』状態」
・「洗濯機の排水のホース。あの中にすごいヘドロがあることをわかってはいるが、掃除していない」
・「あまり使わない部屋の窓のサッシ。もはや見てない(笑)」


「見て見ぬふり」が積もり積もった「積年の汚れ」。もはや自分一人の手には負えないため、戦意喪失している人も多いようでした。「いつか誰かに…」と先送りにしてしまう気持ち、本当によくわかります!

夫や子どもがする掃除はイマイチ?子育て女性のホンネ

夫や子どもがする掃除には不満も

「誰かに掃除して欲しい!!」と思いつつも、他の家族が掃除を行うとなると、また新たな問題が浮上することもあるよう。家族との掃除の役割分担における、イラっとしたエピソードも多く寄せられました。

・「四角い部屋を丸く掃除すること…」
・「お風呂掃除を頼んでも湯船だけ。排水溝の髪の毛は、触りたくないのかそのまま」
・「排水溝やカビやトイレなど、汚い所は絶対やってくれない」
・「子どもは道具を動かして掃除したふりをする。実際はしていないので、もちろんキレイにはなっていない」
・「自分のペースでやりたいときに雑にやられること。窓の掃除も外から水をかけるだけで、拭き上げまでして欲しい」
・「週末に夫と手分けして掃除をするのですが、夫は自分の分担箇所が終わったら、私がまだ掃除していても手伝わずサッサと休んでいる」
・「全面的に私が掃除をしているのですが、主人が『なんかいっつも汚いよなー』と言いながら気まぐれに月に1回ほど部屋に掃除機をかけ始めるのでイラッとします」
・「年末の大掃除に無駄に色々な掃除グッズを買ってくること」


掃除をしてくれるのは助かるけれど、やり方や分担に不満アリ!という意見が多かったよう。「自分でする掃除と同じ位キレイにしてほしい…」というのは、家族には荷が重いのかもしれませんね。「雑過ぎて二度手間」「ほぼ私が掃除している。お願いしてやってもらう感じなのもイラッ!断られてイラッ!」など、イライラするくらいなら自分でやってしまおうという気持ちになるのもうなずけます。

これでやる気スイッチオン! 掃除のモチベーションアップ法

好きな音楽を聴きながらだとモチベもアップ

見て見ぬふりをすることもあるけれど、快適な住環境を保つためにも、完全スルーとはいかないのが掃除。そこで最後に、「掃除のモチベーションアップ方法」について聞いてみました。ちょっと面倒な掃除も乗り切れそうな秀逸なアイデアが集まったので、ぜひ参考にしてみて。

・「人をお家に招待すること!友人とのひとときを楽しみに頑張れます」
・「キレイにすると猫が喜ぶと思って頑張る」
・「掃除後にピカピカになったのを夫に見せて『キレイになったやん』と言わせる」
・「終わった後に、ゆっくりしながら食べるデザートを用意しておく」
・「YouTubeで断捨離の動画を見てスイッチを入れる」
・「『この日は掃除する』と決めて、朝早くから洗濯物をやるようにするとスイッチが入る」

掃除をするための動機付けとして、誰かの喜ぶ顔を想像したり、自分へのご褒美を用意している人が多かったよう。そして実際に動き出すためのスイッチとしては、自然と体が動くように自分なりのルーティンを決めておくのが有効なようです。

また、
・「歌を聞きながら!歌いながら。痩せろ!痩せろ!と動く(痩せませんが…)」
・「ノリが良い洋楽POPなどをかけて「ひとまず30分頑張ろう!」と自分を鼓舞しています」
・「好きな音楽をワイヤレスイヤフォンで聞く。プレイリストが終わるまでに掃除を終わらせると目標を立てる」
・「好きなキャラがついたお掃除道具や、色などが好みのものを使う」

など、掃除時間を少しでも楽しくするためのアイデアも多数寄せられました。確かに、気分が上がれば掃除もはかどりそうですよね。

キレイにしてもまたすぐ汚れてしまうように、掃除との闘いには終わりがないもの。子育てに忙しい中で、多少目を背けたくなることもあるけれど、どうせやるなら楽しくやりたいですよね。そんな「楽しみ上手」な皆さんの姿がうかがえた今回のアンケートでした。




文=酒詰明子

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