SNSでの終了報告に合同展示会… まるで就活のように加熱する「ラン活」って何?
お気に入りを見つけるためにママ奮闘

新年度が始まってからそろそろ4カ月。まだまだ来年度のことを考えるのは早すぎる、と思いきや、なんと来年度小学校に入学する子どもたちのための「ラン活」という動きが早くもスタートしているよう。


■ラン活っていったい何?

「ラン活」とは「ランドセル活動」のことで、就職先を探す「就活」のように子どものランドセルを探すための活動を指します。ランドセル選びがどうしてこんなに早い時期からスタートするのかというと、人気ランドセルがすぐに売り切れてしまうから。少し前から定番の赤、黒だけでなくピンクや青などカラフルな色のランドセルが定着してきましたが、最近のランドセル事情はもっと複雑化しているようです。

この頃人気になっているのは、ブランドコラボや工房の作る高級ランドセル。例えば、セレクトショップ、ファッションブランドとして知られる「BEAMS」と職人が作る老舗ランドセルメーカー「大峽製鞄」のコラボランドセルは、6月7日から予約を開始して既にオンラインショップでの受け付けは終了。公式ブログによると、6月19日時点で店頭申し込みも7色中6色が完売。レッドのみが申し込み可という状況になっています。

SNSでも、「ラン活中! 友達に教えてもらったランドセルの展示会に行ってきました」という声が上がる一方で、「ラン活終了した! とりあえず一安心だけど、心変わりしないかちょっと心配」「ラン活終わりましたー。意外とあっさり決まって良かった」と、まるで就活のように終了報告を上げる人も。ラン活世代以外からは「ラン活ってランニングのことかと思った」という声もかなり上がっていますが、小学校入学を控えた子どもを持つ親ごさんの間ではすでに「ラン活」は定着した言葉のようです。


■ラン活が盛り上がる理由

どうしてこんなに「ラン活」が過熱しているのでしょうか。そのヒントは「シックスポケット」という言葉にありそうです。これは、少子化が進み、両親と2組の祖父母の合計6人の財布から子どもひとりにお金が使われることをあらわす言葉。その分沢山のお金をランドセルにかけることができるようになり、高級ランドセル商戦が盛り上がっていると言われています。

例えば、BEAMSとコラボしていた「大峽製鞄」のランドセルは安いもので4万8,600円から、高くて18万3,600円となっています。6月20日現在、最高値ランドセルのwebショップ予約分は赤が完売、黒も残りわずかという状態。他の種類もほとんどが完売となっているのですが、6月6日から受付がスタートしていることを考えると、高価なランドセルにも関わらず猛烈なペースで売れているよう。


ランドセルメーカーや工房が集う「合同ランドセル展示会」も行われるなど、まさに就活のような様相を見せるラン活事情。「どうしてランドセルのためにこんなに頑張らなくちゃいけないの、って思うけど6年間使うランドセルはお気に入りを買ってあげたいし…」という声もあり、親ごさんの苦労は絶えないようです。