光熱費は抑えたいけど、お湯での食器洗いは譲れない!子育て世代240名の「節約」意識調査

#くらし   
光熱費高騰で家計がピンチに

最近は日に日に暖かくなり、薄着で外出している方も増えてきましたね。たっぷりの日差しが気持ち良い一方、ちょっと気になってしまうのがこれから初夏を迎えるにあたって高くなってしまいがちな光熱費。どうにかして節約したい…でもライフラインだからこそ、簡単には削れないですよね。そこでレタスクラブでは、子育て世代の光熱費の節約事情を レタスクラブアンケート部の皆さんに聞いてみました。(2023/2/10~2023/2/17実施:回答者1,152人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」の240人の回答を抽出)。

過半数が実感している、電気やガス料金の高騰

毎月支払額をチェックしている固定費は「電気・水道・通信」

節約するにあたりまず把握しておきたいのが、光熱費を始めとした固定費ですよね。そこで、毎月の固定費で支払額を把握しているものを聞いたところ、「電気代」(85.4%)、「水道料金」(82.9%)、「通信費」(75.4%)、「ガス料金」(61.3%)などが上位にランクイン。住宅ローンや家賃、保険料など毎月定額の支払いより、使用量によって変動するもののほうが、毎月の支出額をしっかり把握している人が多いことがわかりました。実践した節電や節水の結果を、明細書でついチェックしたくなるのかもしれませんね。

半数以上が電気料金とガス料金が「高くなった」と実感

加えて、最近の光熱費の高騰も敏感に感じ取っている人が多い様子。「この1年で『高くなった』と感じる光熱費はありますか?」との質問には「電気料金が高くなった」と答えた人が93.3%と大多数。
また、「ガス料金」も55.8%、「水道料金」も30.0%の人が「高くなったと感じている」と回答しました。「分からない」と回答した人は2.9%にとどまったことからも、家計を左右する光熱費への関心の高さが伺えます。

照明のつけっぱなし、高温のお湯…家族の無駄遣いにモノ申す!

節約意識の薄い家族にイラっとすることも

SNSでも「去年の倍以上!」などの声が続出している光熱費の値上げ。そのため家族の電気や水の使い方には、いつも以上に敏感になってしまう人も多いようです。アンケートでも「その無駄遣いやめて~!」なエピソードがたくさん寄せられました。

・「『おばけが出そうで怖い!』と、子どもが使っていない部屋も電気をつける」
・「1歳になる息子は水が大好き。水道に手が届くようになり、しょっちゅう出しては止めて遊んでる。家事をしてたら『あれ?なんか音がする?』と見に行くと、いつの間にか洗面所の水道全開、出しっぱなし。かれこれ30分。トホホ…」
・「エアコンをつけているのにドアを開けっぱなし」
・「お風呂の温度設定のまま、お湯で食器を洗ったり手を洗ったりする夫!しかも使う量が多い!」
・「ゲーム機で遊びながら、タブレットで動画を見て、テレビもつけっぱなし、にイラっとする。『使ってないものを消してよ』と言っても、ゲームしながら動画の音を聞いて、興味のあるものが始まったらそっちを見るらしい」
・「夫の部屋の冷房の温度設定が18℃」
・「何かあるかな~?と、とりあえず冷蔵庫を開けてみる子どもたち」
・「電気代が高い時間帯に母がよく料理をするので、その時間帯はしないで欲しい」
・「子どものゲーム、途中で電源を落とすとデータが消えると言って、寝るまでつけっぱなし」
・「お風呂に入らないまま、子どもの寝かしつけで寝落ちしてしまう。結局、深夜3~5時にお風呂を入れ直す」
・「寝坊したときの急速炊飯」


多く聞かれたのは「電気のつけっぱなし」。家族がつけっぱなしにした照明のスイッチをオフして回っていると、「何で消さないのーー!!」とイラッとしちゃいますよね。家計管理をすることが多い子育て中の女性に比べて、夫や子どもはどうしても節約意識に温度差がありそうです。「みんなで頑張ったら、節約目標がすぐに達成できそうな気がするのに」と、非協力的な家族の姿勢に不満を漏らす声も寄せられました。

節電対策は、手軽にできる「家電のスイッチオフ」から

では実際、家計を圧迫する電気代を、みんなはどう節約しているのでしょう。「あなたの電気料金節約の対策を教えてください(複数回答可)」と質問をしてみました。

電気料金の節約は、手軽にできる「家電のスイッチオフ」から


子育て世代の回答は以下の通りです。

・照明をこまめに消す…69.6%
・エアコンの使用時間を減らす…46.7%
・テレビを消す、音量や明るさを調節する…42.5%
・照明器具の設定温度を調節…35.4%
・待機電力を抑えるため、プラグを抜いたり主電源を切った…26.7%
・料金が安い時間帯に電気を使う…17.5%
・窓に断熱シートを貼る…14.2%
・電力会社を変えた…12.1%
・早寝をした…12.1%
・家にいないようにした…12.1%
・家電を節電効果の高いものに変えた…10.4%
・電気を使わない暖房器具に変えた(石油ストーブなど)…9.6%
・光熱費の支払い方法を見直した…4.6%
・太陽光発電を導入した…4.2%


「照明をこまめに消す」「エアコンの使用時間を減らす」「テレビを消す、音量や明るさを調節する」など、手軽に実践できる方法が上位にランクイン。下位の「太陽光発電」や「光熱費の支払い方法の見直し」などは、情報収集や手続きなどの必要もあり、忙しい子育て世代にはハードルが高いようです。

使わない照明はオフして電気代を節約

また、家庭での電力消費を極力抑えるため、「家にいないようにした」という人も。これから夏に向けて、エアコンの稼働時間も増えることが想定されるため、ショッピングモールや図書館など共有のスペースでクールシェアするというのもいいかもしれません。

節約より効率⁉光熱費がかかっても譲れないもの

「光熱費を節約したい!」と思っていても、どうしても削れないシーンってありますよね。そこで「かかっちゃいるけど、やめられない!」という光熱費について聞いたところ、子育て世代ならではの事情が浮き彫りになりました。

・「乳幼児がいるので、冷暖房を切って過ごす時間がほとんどない」
・「乾燥機能付き洗濯機で洗濯物を乾燥させること。電気代が余計にかかるのはわかっているのですが、仕事と家事の両立で忙しいこと、せっかく乾燥機能が付いているのでどうしても使いたい気持ちになってしまうこともあり、やめられません」
・「エアコンは寒ければつけます。風邪をひくと結局医療費がかかるし、体調が悪いと気分も下がる…。これは必要経費!」
・「食器洗いはお湯で!水じゃ汚れが取れないし、なにより寒い」
・「家事を終えてから、家族の最後にお風呂に入る時の追い焚きです」
・「10年くらい布団乾燥機で高温乾燥させています。もう2度と、家族全員分の寝具をベランダまで運べません…」
・「数日おきに、甘酒作りで8時間保温して電力を使っています…。夜間電力を使っていますが…」
・「オーブンで焼き芋を長時間焼いてしまう」
・「電気代が高い時間に、携帯を充電してしまう」
・「お肉を柔らかくしたいがためにながーーーく煮込む」
・「夜更かしによる照明点灯」


「冷暖房」は健康に関わるために惜しまない、という声が目立ったほか、オーブン調理や甘酒作りなど美味しい料理へのこだわりに関する回答も多く見られました。また、やることが満載で毎日へとへとな子育て世代にとっては、節約も大事だけど、効率アップも譲れないポイントのよう。乾燥機を使用するなど家事の負担を軽減することは「必要経費」と捉え、節約よりも時短や手間の削減を優先していました。

家電のスイッチオフなど無理のない範囲でコツコツと節約に励みながら、健康や時短のための光熱費は削れないという子育て世代の女性たち。家族の協力も得ながら、無理なく節約をしたいものですね。

文=酒詰明子

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