家の中のもやもやの山を解消するには「動線」が重要だった!
インスタグラムで2.5万人のフォロワーをもつ「整理収納アドバイザー」兼「ビジュアルコンサルタント」の能登屋英里さん。家事の手間を体感的に2割減らして、暮らしの中のちょっとしたストレスを解消し、より楽しく暮らしをまわせるヒントをご紹介します。
放っておくとすぐできる「郵便物の山」

毎日届く郵便物。チラシやDM、重要な気がすると封書……。帰宅したあとはバタバタと家のことで慌ただしく、郵便物は「あとで確認しよう」と放置してしてしまう方も多いのでは? そこで今回は能登屋英里さんに「郵便物の山」を作らない工夫を教わります!
玄関のすぐ近くで、郵便物のいる・いらないの仕分けを

能登屋さんのお宅は、玄関の少し先にキッチンカウンターがある間取り。「帰宅するタイミングで手にした郵便物は、そのままカウンターの上に並べて、いる・いらないの山に分けます」
はさみは郵便物を仕分けする場所から1歩も動かずに手に取れる場所に

「さらに、封書もそのまま同じ場所でさっと開封できるように、はさみの置き場も工夫しています。うちは玄関からすぐの場所にキッチンがあるので、冷蔵庫の扉に小さな収納ケースをつけ、そこにはさみを置いています。玄関先にゆとりのある間取りのお宅では、玄関入ってすぐの場所に郵便物を置ける小さな台とはさみ、ゴミ箱を設置することで郵便物を片付ける動線が整うと思いますよ」
ゴミ箱もセットで準備しておくと、ストレスフリー!

能登屋さん宅は、キッチンに置かれているゴミ箱が、そのまま郵便物の片づけにも使われていますが、玄関先に置く場合はその家に合った工夫が必要です。
能登屋さん「小さな卓上のゴミ箱を置いたり、ミニサイズのゴミ袋を壁に貼ったり、シュークローゼットの扉の内側にフックでゴミ袋をかけたり、封書のゴミ専用の袋を用意するといいと思います。不要な書類をさっと処分できるシステムができれば、郵便物の山が積もることを防げるのでいつか片づけないと……というもやもやが発生しません」
また、郵便物の片づけのシステムが確立されると、家族も巻き込みやすいとも言います。
「私がいつも封書を開いている姿を見ていた夫は、自ら封書を開封して必要な中身だけを私に手渡してくれるようになりました。封筒はすでにゴミ箱の中。はさみはどこ? ゴミはどこに捨てる? などと迷うことがないので、気がつけば夫も郵便物の片づけに協力的です」
「大事な書類やこまめに確認したいもの、提出が必要な書類は、収納棚の一角に立てて保管。毎日使うアクセサリーケースの脇に置いています。引き出しなどにしまいこむと忘れてしまうので、大事な書類ほど、目につく場所に。ここに置かれた書類は、時期が来たら処分をしたり、ファイルに保管をしたり。限られたスペースなのでパンパンになったとしても、量は多くないので、短時間でぱっと仕分けできます」
書類のいる・いらないの仕分けと、書類の処分をしやすい仕組みを導入することで、郵便物の山を片づけるという面倒な家事を減らした能登屋さん。
「大事な書類を見落としてしまうこともないし、期間限定のセール情報など、お得な情報だって見逃しません! 何より家の中に『あとで片づけないと……』と思わされるもやもやの原因が生まれないのが、日々のストレスフリーにつながっています。どんな家でも簡単に仕組み作りはできると思います。書類の整理が苦手な方こそ、はさみとゴミ箱をセットして、すぐに片づける習慣を試してみませんか?
ちょっとしたことですが、日々の爽快感が断然変わると思いますよ。

教えてくれたのは
能登屋英里さん

ビジュアルコンサルタント。整理収納アドバイザー。築50年・52平米のマンションに住み、むだなく心地よい暮らしを提案している。夫、小学生の娘との3人暮らし。
<Instagram>@eiriyyy_interior
撮影=木村文平 / 文=田中理恵
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