【千葉vs埼玉】住みやすいのはどっち!? 街選びを失敗しないためのチェックポイント
首都圏で働く人にとって悩むのが“千葉県と埼玉県、どっちが住みやすい街”なのか。街選びを失敗しないように、「交通利便性」「買い物環境」「健康環境面」といった客観的データとともに、リアルな街の情報を総合的に比較してみました!
※本記事は4月17日発売の「マイホームLOVE Walker 家を探す前に知っておきたい28の常識 首都圏版」(角川アスキー総合研究所)の一部を抜粋、再編集したものです。
終電が遅くまである街が多いのは千葉県
一般的にJR路線の方が乗客の利便性を考慮して終電が遅い傾向に。ただ運行距離が長いこともあって埼玉県より千葉県の方が終電が遅いと感じる人が多いようです。
中でも注目なのは「津田沼」(千葉県)。JR総武線で東京駅に28分、新宿駅には53分のダイレクトアクセスが可能な交通利便性に優れた街。最終電車に乗っても終着駅のため、乗り過ごす心配もありません。
自転車が利用しやすい街が多いのは埼玉県
埼玉県は過去に自転車の交通事故が多発していたこともあり、今では専用道路や通行帯の整備、歩道内での通行明示など、積極的に事故対策に取り組んでいます。
中でも注目なのは「戸田公園」(埼玉県)。荒川に近い戸田公園付近は、平坦な地形でアップダウンもほぼないのが特徴。のんびりサイクリングやジョギングなど休日をアクティブに過ごせます。
深夜営業のスーパーがある街が多いのは千葉県
ベッドタウンとして機能する街が多い千葉県。夜間人口の規模が大きい街が多く、深夜営業や24時間スーパーも多数見られます。
中でも注目なのは「本八幡」(千葉県)。市川市の中心に位置する本八幡駅前は町並みが落ち着いていて過ごしやすい街。駅周辺には大型SCのほか、「西友本八幡店」や住宅街にある「マルエツ南八幡店」が24時間営業をしています。
ホームセンターがある街が多いのは千葉県
ホームセンターは日曜大工や園芸用品、自動車関連グッズ、生活雑貨などを扱う大型小売店。ファミリー層が多いベッドタウンが商圏で、千葉にも埼玉にも多くありますが、特に千葉県の方が多めにあります。
中でも注目なのは「南流山」(千葉県)。つくばエクスプレスの快速利用で北千住まで1駅。JRも利用でき都心へのアクセスも良好です。駅から徒歩圏内に「コーナン南流山店」があり、多くの家族連れで賑わっています。
運動に適した公園や道がある街が多いのは千葉県
千葉県では特に県民の健康づくりの促進に関する施策について「健康ちば21」という基本計画を策定しています。
中でも注目なのは「新浦安」(千葉県)。東京駅までJR京葉線で20分と都心へのアクセスが良いのが特徴。「浦安市総合公園」「浦安市運動公園」などのスポーツに最適な公園も数多くあります。
病院が充実している街が多いのは千葉県
千葉も埼玉も人口10万にあたりの病床数が少なく、病院・病床数の補充は急務とされている2県。コロナ禍で停滞していたため、特に埼玉県では大規模病院や拠点病院数が限られています。
中でも注目なのは「本千葉」(千葉県)。千葉県の中心部で行政機関も集積する治安のいい街。徒歩圏内には千葉大学医学部付属病院もあり、医療機関も充実しています。
いかがでしたでしょうか? 千葉も埼玉も、首都圏のベッドタウンのため人口流入が多くなるとまた変わってくると思われます。住む街を決める前に情報を確認して、自分にとって本当に住みたい街を探してください。
取材・文=北条かや 画像=PIXTA
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