【消えたママ友(最終回ネタバレ)】美人ママ友が子どもも夫も置いて突然失踪した理由

- 「消えたママ友」ってどんな話?
- 登場人物紹介
- 【序盤のあらすじ】完璧に"見えた"ママ友、有紀ちゃん
- 有紀ちゃんは温厚そうな夫から叩かれていた⁉
- ヨリコが目撃した、有紀ちゃんと若い男
- 【中盤のあらすじ】些細なことで壊れていく、ママ友関係
- 私たち、本当に仲良しだったっけ…?
- うちの息子は元気すぎるけどいじわるはしない…春香の事情
- 距離感を間違えちゃいけない…ヨリコの事情
- お金を貯めていずれは離婚したい…友子の事情
- 【終盤のあらすじ】決定的に壊れた「ママ友」の友情
- 失踪した有紀ちゃん!? 偶然の再会が待っていた
- 【ネタバレ!】有紀ちゃんの口から語られる驚愕の真実
- 【ネタバレ!】ママ友には語らなかった真相とその後の生活
- 作者、野原広子さんインタビュー
- 最後に
野原広子さんによる「消えたママ友」をご存じですか? 何やら不穏な題名の本作、Amazonでは1300件超のレビューがついている人気のロングセラーコミックエッセイ。今回は最終回までのあらすじとネタバレを大公開!衝撃のラスト、あなたはどう考えますか?
「消えたママ友」ってどんな話?
優しい旦那さんとお姑さん、かわいい息子のツバサ君に囲まれてキラキラ幸せそうだったママ友「有紀ちゃん」が突然姿を消しました。
子どもの保育園が同じママ友の、春香、ヨリコ、友子の3人は、仲良しだったはずの有紀ちゃんが失踪にいたった理由を知りませんでした。彼女が男を作って逃げたという噂を聞いてショックを受けます。
しかし3人には、それぞれに思い当たる出来事が…。


平和な日常を変えた「有紀ちゃん失踪事件」を巡って、ママ友たちはじわじわと自分たちの闇に気づいてしまいます―。
なんとも言えない怖さのあるストーリーですが、それもそのはず、著者の野原広子さんは夫婦関係やママ友をテーマにした数々の話題作を世に送り出してきた漫画家。「離婚してもいいですか?」や「ママ友がこわい - 子どもが同学年という小さな絶望 -」といった話題作を世に送り出しています。
手塚治虫文化賞短編賞を受賞した本作「消えたママ友」は「不穏なタイトルとほんわかした絵柄の落差が、絶妙に怖い…」と口コミで評判になりました。
みんなの憧れであり、嫉妬する対象でもあった有紀ちゃんがいなくなったことでバランスが崩れ、気がつけば、お互いにモヤモヤとした感情がじょじょに敵対心に変わっていく危ういママ友関係。
突然姿を消してしまった有紀ちゃんに一体なにがあったのか…。
記事の最後に、本作のラスト「有紀ちゃん失踪の真相」について触れています。ネタバレしてほしくない!という方はご注意ください。
登場人物紹介

春香(30歳)
主人公。元気な息子の育児をがんばっている。おおらかな性格。食堂でパート勤務。
コー君(4歳)
春香の息子。ひたすら活発、ゆえに怒られがち。

有紀ちゃん(32歳)
夫、息子、義母と暮らす商社勤務のワーキングマザー。ある日、突然姿を消す。
ツバサ君(4歳)
有紀ちゃんの息子。おとなしく聞き分けがいい。おばあちゃん子。

ノボルさん(33歳)
有紀ちゃんの夫。一見、家族思いで温和そうに見えるが…。

綾子さん(58歳)
ノボルさんの母親。息子一家と同居している。

ヨリちゃん(35歳)
人当たりがよく、世話好き。はっきりした性格。夫の実家の商売を手伝っている。
リオちゃん(4歳)
ヨリちゃんの娘。姉の影響を受けて、勝気な性格に育つ。

友ちゃん(26歳)
自由奔放に見えて現実的。コンビニでアルバイトをしている。
すうちゃん(4歳)
友ちゃんの娘。おとなしくてマイペース。リオちゃんと仲がいいが時々いじめの対象に…。
【序盤のあらすじ】完璧に"見えた"ママ友、有紀ちゃん
公園や児童館で顔見知り同士だった春香、ヨリコ、友子の3人が、はじめて有紀ちゃんに会ったのは、保育園の遠足でした。豪華なお弁当をもち、メイクもネイルも美しく整えた有紀ちゃんは、息子との遠足を心待ちにしていました。


仕事も家庭も充実しているように見えた彼女なのに、どうして失踪してしまったのでしょうか?
夫には「よその家庭の事情に首をつっこむな」とたしなめられた春香でしたが、どうしても考えずにはいられません。そんなある日、春香はある飲み会での出来事を思い出しました。




あれはもしかしたら友達の話でなく、有紀ちゃん自身の心の声だったんじゃないか―。
そんな疑問が、春香の心にシミのように広がっていくのでした。
有紀ちゃんは温厚そうな夫から叩かれていた⁉
ある日の朝、春香は息子のコー君を送り届けた保育園で、有紀ちゃんの夫・ノボルとすれ違います。
これまで有紀ちゃん親子を介して面識のあった、春香とノボル。ノボルは、自分の妻のママ友である春香を「春ちゃん」と呼ぶほど分け隔てない性格で、物腰の柔らかい人物に見えていました。
ノボルと有紀ちゃんがいつも手をつないで歩いてたことも、春香は覚えています。
しかし次の瞬間、ツバサ君が発したある言葉に春香は衝撃をうけます。


子どもの言うことだもの―、いったんは自分を納得させようとした春香ですが、ツバサ君を置いて出ていくほどの出来事が有紀ちゃんに起こったのではないかと思い始めます。いてもたってもいられず、有紀ちゃんの携帯に連絡する春香。

しかし、有紀ちゃんが持っているはずの携帯は、なんとノボルの手にあったのです。
飲み会でのてん末と有紀ちゃんの携帯をノボルが持っていたことを、春香はヨリコと友子に打ち明けました。それを聞いたヨリコは心配になってきました。もともと一本気な性格の彼女は、有紀ちゃんの安否を確かめるべく、たまたま通りがかった有紀ちゃんの義母を呼び止め、話をしようとします。

冷たく言い放つ義母の見たことのない顔に、ショックを受ける3人なのでした。
ヨリコが目撃した、有紀ちゃんと若い男
はっきりした性格のヨリコは、有紀ちゃんに腹を立てていました。
「友達だと思っていた有紀ちゃんに、自分は信用されていなかった?」
「同じ母親として、子どもを置いていくことが許せない」
優しい夫とかわいい子ども、子育てを手伝ってくれる義母もいる。好きな仕事をして立派な家に住み経済的にも心配がない―。そんな恵まれた状況にいながら、子どもを置いていなくなった有紀ちゃんの心境を、ヨリコは分からないし分かりたくもなかったのです。一方でヨリコには、有紀ちゃんと交わした約束がありました。



この夜のことをヨリコは、春香にも友子にも話すことはありませんでした。それほどまでに、友達だった有紀ちゃんを信じていたのです。
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