A 「名前が人生を変えるきっかけになる」ことはたしかです。めずらしい名前だと、周囲からの反応が、人生に影響をあたえるということは考えられます。逆にチャンスになることもあるでしょう。ただ、大切なのは、きっかけがあったときの、運命を変える決断と行動は、その子次第ということです。
Q 漢字が浮かばないからひらがなの名前でもいい?
A もちろんOKです。意味と字面の印象を込められるのが漢字のいいところですが、こだわる必要はありません。たとえば、「チョウのように舞って飛ぶように生きてほしい」という願いで「ひらり」という名前をつけるなら、ひらがながベストではないでしょうか。
Q キラキラネームはやっぱりダメ?
A キラキラネームであることで、子どもが自分の名前を嫌いになると、自己肯定感への影響が考えられます。少し変わった名前をつける場合には、「個性的だけど、すごくいい名前」だと、まわりに思ってもらえるような、音や字のバランスを考えてみましょう。
Q 親戚や友人の子どもと同じ名前をつけてもいい?
A 問題ありませんが、配慮は必要です。相手が「まねされた!」と感じて、わだかまりができると、自分の子どもや相手の子どもによくない影響が出ることも。おすすめなのは、名前の音は同じでも当てる漢字を変えるなど、こだわりが少ない部分で違いをつけることと、事前に相手に伝えて、わだかまりを消しておくことです。もし相手が難色を示してきたときは、別の名前にするか、考えていた名前をつけて相手とは少し距離を置くことも考えましょう。
Q 何を一番大切にしてつければいい?
A 名前にはさまざまな要素があるので、いろいろと迷いますよね。大事にしてほしいのは、「子どもが自分の名前を好きになれる」ことです。それが自己肯定感になり、自信の一端になります。そのためにパパとママにしてほしいのが、名前をたくさんよんであげることです。だから、たくさんよびたくなる名前を考えてください。