カレーの本場インドに「カレー」という名前の料理はない!?/子どもに話したい雑学(18)

「子どもの好奇心を高めたい」
「わが子に尊敬されたい!」
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」
そんな時に役立つ、子どもをもつ親たちにぜひ知っておいてほしい教養系雑学をご紹介します。子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう“おもしろ知識”や“生活の知恵”。
学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!
※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
カレーの本場インドに「カレー」という料理はない
「カレーといえばインドの料理」というのが、多くの人の常識である。しかし、インドには本来、「カレー」という名の料理は存在しない。
「カレー」という言葉は、タミール語の「カリ(kari)」に由来するという説が有力だ。カリとは、日本語の「ごはん」と同じような意味で、現地では肉も野菜もスープもすべてそう表現される。
カリと呼ばれるさまざまなインド料理は、イギリスを通じてヨーロッパに紹介された。また、18世紀にはイギリスの「C&B」という食品会社が世界初のカレー粉を作り、ヨーロッパに広まった。こうしたものがやがて日本に伝わり、カリのうちの一部の料理をもとに「カレー」という名の料理が確立される。
それは本来のインド料理とは違い、イギリスのインド風シチューの影響を受けたもの。スパイスを使ってはいるものの、小麦粉のルーでとろみをつけた独特の料理だった。インド人の多くは、日本のカレーを見てもインド料理だとは思わないようだが、それにはこうした歴史的な背景があったのだ。
監修=多湖 輝『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(KADOKAWA)
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