花嫁の白無垢、ウエディングドレスが白いのはどうして?/子どもに話したい雑学(35)

「子どもの好奇心を高めたい」
「わが子に尊敬されたい!」
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」
そんな時に役立つ、子どもをもつ親たちにぜひ知っておいてほしい教養系雑学をご紹介します。子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう“おもしろ知識”や“生活の知恵”。
学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!
※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。
ウエディングドレスはなぜ白いのか?
毎年6月は「ジューン・ブライド(6月の花嫁)」と呼ばれる結婚式のシーズン。6月(June)の由来となったローマ神話のジュノー(Juno)が女性の結婚生活を守る神だったため、この月に結婚すると幸せになるといわれている。
ところで、「ウエディングドレス」と聞いてイメージする色は白である。お色直しで別の色を着ることはあっても、ほとんどの花嫁は白いウエディングドレスを着る。いったいなぜだろうか。
このはじまりは、意外と最近のことである。
1840年、イギリスのビクトリア女王がアルバート公と結婚式を挙げた。このとき女王が身にまとったのが、白サテンのドレスとレースのベールだったのだ。
それまでの婚礼衣装には決まった色はなく、このファッションは斬新なものだった。しかも女王の治世は、大英帝国の最盛期。女王と公は仲むつまじく、たくさんの子宝に恵まれて理想の家庭を築いていた。上流階級、中流階級の女性たちは、こぞって女王の真似をして白いウエディングドレスを着るようになった。
一方、日本でも花嫁は白無垢を着る。これは、江戸時代後期に大名や武家の娘たちが着たことにはじまるそうだ。
白いウエディングドレスと白無垢は、いずれも「純潔」の象徴だが、これらの風習が庶民にまで広まったのは、世の中が豊かになってから。イギリスでは19世紀後半、日本では戦後の高度経済成長の時代だ。汚れやすいうえ、結婚式が終わってしまえばもう着ることのない白い衣装は、経済力の象徴でもあった。
監修=多湖 輝『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(KADOKAWA)
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