子どもの自己肯定感&モチベーションがグングン上がる! 親が意識したい子どものほめ方とは?

がんばっている子どもに、「がんばってるね!」「すごいね!」以外の気の利いた言葉をかけてあげたいと思うものの、なかなか思いつかない……なんてことはありませんか?
あるいは、テストの点数がよかった時に「やったね!」とほめたついでに、励ますつもりで「やればできるじゃん」「いつもこのくらい取れるといいね」と言ってしまい、子どもを落ち込ませてしまったり。
子どものやる気に大きな影響を与える親の言葉。親の言葉一つで、子どもの力を引き出すことができるのであればどういった声がけをするのがいいのか、知りたいですよね。
NHK Eテレ「にほんごであそぼ」の総合指導をしている明治大学教授の齋藤孝氏は、著書『親子で楽しく考える力が身につく! 子どもの語彙力の育て方』の中で、子どもの自己肯定感を育む具体的な声がけを紹介しています。
ほめる時は、他の誰かと比べたりせず、子どもの「ベストパフォーマンス」をピンポイントでほめることだそう。ピンポイントで言うのがキモなので、ささいなことでもかまいません。
「ここの例え、すっごくいいね!」「この問題、正解できたのすごい!」と、「ここ」「これ」をほめることを、齋藤氏は「This is it!」方式と呼んでいます。
親は、つい、子どものできていないところに意識が向いてしまうのですが、できているところを探して「これだよ! これ!」と伝えることで、子どもの中に「いいね」が蓄積し、自己肯定感が上がるとのこと。
どうしてもほめるポイントが見つけられない時や、音読でつまづくなど明らかに間違ってしまった時は、「This is it!」方式は使えませんね。そんな時は、「間違っちゃったけど、音読のセンスがあるね!」がおすすめだそう。
「センス」は感覚的な言葉ですが、それでもOK。かける言葉が見つからずに黙っているくらいなら、「センス」「素質」「ポテンシャル」など、ふわっとした感じの言葉で子どもを勇気づけるのがいいそうです。言われる方としては、決して悪い気はしませんよね。
もし、子どもが何かに失敗して落ち込んでいたら、結果について言及せずに「ナイストライだよ!」「ナイスチャレンジ!」という言葉を。子どもの中に「チャレンジはいいことなんだ」という気持ちが芽生えたら、失敗した自分を責めることはなくなり、次はがんばろうと前を向くことができるとのこと。
また、子どもをほめる時の親の基本姿勢は、「驚き+笑顔+拍手」だと齋藤氏は言います。「うわっ、すごい!」とうれしそうにびっくりして思いっきり拍手する、これに尽きると言っても過言ではないとのことです。


親が子どもとコミュニケーションする時に欠かせないのは「リアクション」。リアクションはネグレクト(無視・怠慢・放棄)の反意語。つまり、リアクションは「あなたのことをちゃんと見ているよ」というメッセージ。
自己肯定感は、子どもにとっての生きる力。自己肯定感は、親の言葉を通して育まれるとのことなので、意識して声がけしていきたいですね。
文=佐藤恵
【著者プロフィール】
齋藤 孝
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。
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