年のせいにしていない? 姿勢と歩き方を変えるだけで、何歳からでもやせ体質に!

#美容・健康   
家の中でちょっと移動するときもキビキビとかっこよく!

年とともに変わる体質。「体形が崩れた」「体重が戻らない」という悩みを抱えていらっしゃるかたも多いのでは?
でもあきらめるのはまだ早い! SNSでも人気のウォーキングコーチが教える「ながらエクササイズ」なら、日々の家事の動作をちょっと変えるだけで、やせ体質が手に入りますよ!

今回は、ながらエクササイズの基礎となる「正しい基本姿勢」をご紹介します。

*    *    *

▶︎教えてくれたのは
奥田詠子さん

奥田詠子さん:1962年、岡山県生まれ。48歳でウォーキングに目覚め、一生歩ける体をつくる「ポジティブウォーキング」を開発し、サロンやSNSで活動中。

1962年、岡山県生まれ。48歳でウォーキングに目覚め、一生歩ける体をつくる「ポジティブウォーキング」を開発し、サロンやSNSで活動中。
Instagram:@eico_okuda

家事の動作を変えるだけで、やせ体質になれる!

現在61歳の奥田詠子さんは、40代の頃よりも体が引き締まり、ヒップもキュッと上向き。
「加齢とともに体が老化することに甘んじて、毎日ダラダラと無意識に動いていると、骨盤がゆがみ、背骨が曲がってどんどん血流が悪くなります。でも、日々の姿勢や歩き方、家事の動きを変えると、全身の筋トレになるんです。筋肉は年齢にかかわらず鍛えれば成長します。たるんだ体、引き締まった体、どちらも自分がつくり出すもの。家事が同時に筋トレにもなれば、家も自分もすっきり。毎日の小さな積み重ねが、10年後の自分の体に表われますよ!」 

【編集部より】
レタスクラブの読者の皆さんは、わざわざ時間を作ってジムに通ったりレッスンを受けたりするのが難しい世代ではないでしょうか? お家でできるエクササイズもいろいろありますが、そのための5分、10分すら、毎日作り続けるのは大変...。
だからこそ、特別な時間を作ったりしなくても、生活の中にある日常的な動作をそのまま運動にしてしまう「ながらエクササイズ」は、ぴったりハマると思います!

やせ体質か太り体質かはふだんの自分の行動で決まる!


【太り体質スパイラル】

ラクな姿勢でダラダラ歩くと、体がゆがみ、代謝が落ちる。体が重くて気分が乗らないからまたダラダラ...という「太り体質スパイラル」

ラクな姿勢でダラダラ歩く → 体がゆがみ、代謝が落ちる… → 体が重たく、気分が乗らない

【やせ体質スパイラル】

正しい姿勢でキビキビ歩くと、血流がよくなって代謝アップ! 体調が良くて気分が前向きになるからさらにキビキビ行動できるという「やせ体質スパイラル」

正しい姿勢でキビキビ歩く → 血流がよくなり、代謝アップ → 体調がいいと気分も前向きに!

【編集部より】
奥田先生によれば「よく『太っちゃった〜』と言っている人がいるけれど、太らせているのもまた自分なんですよ」とのこと。耳が痛い...。
実際に正しい姿勢や「ながらエクササイズ」を実践してみると、家事も一つ片付くし、身体もシャキッと温まってきて、「じゃあこっちの片付けもやっちゃおう! 」と、ポジティブな気持ちに。やせ体質スパイラルを実感しました。


エクササイズの前に! まずは基本姿勢を正そう

反り腰や猫背のままでは、ながらエクサの効果は半減。家の中でも正しい姿勢を保って。

1:手を頭上まで真上に引き上げ体を一直線にする

手を頭上まで真上に引き上げ体を一直線にする

【point】
・腕を耳にくっつける
・指を組んで上に引き上げる

2:腕を後ろに引きながらゆっくり下ろす

腕を後ろに引きながらゆっくり下ろす

【point】
・胸を開く
・ひじはなるべく体の後側へ下ろす

▶︎横から見ると...

ひじはなるべく肩より後ろに

ひじは肩より後ろに

3:これが正しい姿勢!

正しい姿勢のできあがり!

【point】
・目線はまっすぐ正面
・肩が内巻きにならないように
・胸を前に向ける

▶︎横から見ると...

正しい姿勢を横から見ると、耳、肩、外くるぶしが一直線に

耳、肩、外くるぶしを一直線に

【編集部より】
正しい姿勢をキープするだけでも、やってみるとけっこう大変。特に女性は、ねこ背でお腹をポッコリ前方に突き出す「反り腰」になっている人が多く、悪い姿勢がデフォルトになってしまっているから、姿勢を正すこと自体がとても疲れるんです。
まずは基本の姿勢をしっかり体に覚えさせて、これを意識しながらいろいろな家事に取り組んでいくことが大切ですね!

ちょっとした移動でも実践! 正しい基本の歩き方

リビングからトイレなど、わずかに移動するときも「前を向き、かっこよく」を意識。正しい姿勢からスタートしましょう!

1:一歩踏み出し、かかとから着地する

一歩踏み出し、かかとから着地する

【point】
・目線は10m先に
・手の振りは自然でOK
・ひざは伸ばす
・かかとからつき、つま先は上に

2:前の足のかかとの上に骨盤がくるように体重を移動

前足のかかとの上に骨盤がくるように体重を移動する

【point】
・股関節を伸ばす
・ひざは伸ばす
・かかとの上に骨盤を乗せる気持ちで

【編集部より】
家の中に限らず、買いものや子どもの送迎など、日常生活の中で歩く用事はたくさんあります。私も、犬の散歩でダラダラと歩いていましたが、シャキッと歩くようにしてみました。生活の中のいろいろなシーンで実践できますね!

*    *    *

立つ&歩くの基本動作も、正しい形を作るのはかなり疲れるもの。これまでラクして身体を甘やかしていたことに気づかされます。ぜひ皆さんもお試しください!

撮影/合田和弘 ヘア&メイク/鎌田真理子 イラスト/SHOKO TAKAHASHI 編集協力/田中理恵
 

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<レタスクラブ23年6月号より>



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薄着の季節が近づくと、より気になってくる…ということで、今号はダイエットスペシャル号。読者の皆さんのお声から、やせない4大原因を考え、それらをつぶしていく企画を詰め込みました! /代謝をアップさせる「とりむね肉」レシピ/ダイエットにピッタリなかぼちゃのおやつ/かのまんさんのダイエットスイーツ/その他、エクササイズや睡眠の見直しなど、料理以外でもダイエットを助ける企画が盛りだくさん!/【別冊付録】賛否両論 笠原将弘さんの「野菜たっぷりBOOK」。/【毎号付録】献立の悩みから解放される!と話題の「献立カレンダー」/【大人気連載】オトナのNEWS連載は小山慶一郎さんがご登場します。コミックエッセイも多数!レタスクラブ6月号をぜひお楽しみください。

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