夫婦なのに歩みよってもくれない。異国の宮廷でアントワネットが抱える孤独
激動のパリで悲劇的な最期を迎えた、フランス最後の王妃マリ・アントワネット。数々の流行を作りファッションリーダーとしてヨーロッパ諸国の女性に影響を与えた一方で、「贅沢でわがまま」といった批判にさらされ、フランス革命の犠牲になったことはあまりにも有名です。
今も語り継がれる世界で最も有名な王妃ですが、元々はオーストリア・ハプスブルク家に生まれた末娘。国家を背負い、わずか14歳という幼さでフランスに嫁ぐと、待っていたのは規則だらけの堅苦しい生活と、王太子のつれない態度でした。
帰る場所も心を開ける人もいない異国の宮廷で、アントワネットは次第に孤独にさいなまれていきます…。
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