【16歳で帰らなくなった弟】衣服も身につけず身元不明のまま亡くなった弟に何が?苦しみと絶望の中で家族が見たもの【全真相(ネタバレ注意)】

レタスクラブWEBでの掲載開始直後から話題をよび、ページビューが3,500万を超えたコミックエッセイがあります。それが「16歳で帰らなくなった弟」。
著者のきむらかずよさんの実際の体験がもとになった作品で、肉親を突然失ったある家族が、再び歩き出すまでがつづられています。
Amazonには
「家族の日常の尊さを教えてくれる内容でした」
「子どもに読ませたい」
といった口コミがあふれ、レビューでも5つ星中4.6という高評価を得ています。
どこにでもあるような家族の風景が、警察からの電話によって一瞬にしてもろく崩れ去ってしまいました。
今回は、弟を亡くす原因となった出来事から、困難にぶち当たって壊れてしまった家族が再生するまでの道のりをネタバレありでご紹介しています。ご注意ください。
登場人物紹介

(右から)
わたし(きむらかずよさん)
17歳の高校生。思春期をこじらせて素直になれない。
弟・孝
16歳の高校生。自由奔放でヤンチャだけど誰からも好かれる性格。
母
肝が据わっていてよその子でも平気でしかり飛ばす。
父
マイペースで職人気質、お酒を飲むと財布のヒモがゆるくなってしまい、母に怒られている。
胸騒ぎ
ある日の夜のこと。
自室で過ごしていたきむらかずよさんの隣の部屋からは、弟・孝とその友達の女の子が楽しそうに話すのが聞こえていました。やがて2人は部屋を出て、そろって外出するようでした。




そして時計の針は進み、時刻は真夜中に。
テレビを見ていたきむらかずよさんの耳には、鳴り響くパトカーや救急車の音が届いていましたが、それが何を意味するのか分からないまま、時間は過ぎてゆきます。しかしついに、胸騒ぎが現実となる時が来てしまうのです。

深夜1時すぎに鳴った、警察からの電話。それは弟・孝が事故にあったこと、容体が危ないこと、そして搬送先の病院名を告げるものでした。
きむらかずよさんと両親は、急いで病院に駆けつけます。

そこにいたのは、変わり果てた姿になった孝でした。
容体が危ないとだけ聞いていたきむらかずよさんと両親は、実は孝が亡くなっていたことを知り、強いショックを受けます。と同時に、死亡した事実を教えてくれなかった警察に対し、不信感を抱きます。

服も身につけず横たわる弟の孝のそばにいるのは、申し訳なさそうな2人の看護師と、父に対して事情を聴く警察官だけ。さらに、その警察官の口から告げられたのは、衝撃的な事実でした。


「あの夜、出かけようとする2人に声をかけていれば、同乗者の女の子が誰なのか分かったのに…」
「わたしが、出ていく孝たちを1分でも1秒でも呼び止めていたら、事故は起きなかったんじゃないか?」
そんなやるせない後悔が、17歳のきむらさんの胸の奥で墨汁のシミのように広がり、長いことずっと消えることはなかったそうです。
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