【16歳で帰らなくなった弟】衣服も身につけず身元不明のまま亡くなった弟に何が?苦しみと絶望の中で家族が見たもの【全真相(ネタバレ注意)】


そして…
同乗者の女の子は、近所に住む、私や両親もよく知る孝の同級生でした。
翌朝、父と母は、その女の子の両親に会うためそろって家を出ました。そのときの両親の背中を、きむらさんは、ずっと忘れることはできなかったそうです。
のちに、この日のことを母にたずねたというきむらさん。


悲壮な覚悟をもって、女の子の家を訪ねた両親。その両親に対し、怒鳴るでもののしるでもなく、子どもを失った悲しさだけを語った女の子の親。その心の痛みは、言い尽くせないものだったに違いありません。
弟の命を奪った加害者の青年
弟の遺体が帰宅してすぐ、ピンポーンというチャイムが来客を知らせました。
事故の加害者の青年と、その父親でした。


その日はそのまま帰った青年でしたが、孝を死なせた自責の念から、たびたびきむらさんの家を訪れました。


加害者は、事故の責任を認め、勤め先の銀行を退職して罪を償おうという姿勢を見せていました。そんな青年を「責めても仕方ない」と、母はきむらさんを諭しました。
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