【16歳で帰らなくなった弟】衣服も身につけず身元不明のまま亡くなった弟に何が?苦しみと絶望の中で家族が見たもの【全真相(ネタバレ注意)】

現れた異変

忌引きの期間が終わり、久しぶりに学校に向かったきむらさん。
担任の先生も友達も、みんながあたたかく迎えてくれます。事故の噂を知らないはずはないのに、興味本位で近づいてくる子はいません。
少しだけ日常を取り戻したかに思えたのですが…異変は意外なところでやってきたのです。

心の奥の小さな自分は「助けて」と叫んでいた

もう限界だった

弟を亡くしたショックはもちろんのこと、その後の大人への不信感、家族の不和が、きむらさんの心に大きな負担をかけていたのです。それは突然に、パニック発作となってきむらさんを襲いました。事故の前の「いつも通り」を続けることに限界を感じたきむらさんは、学校を休むという決断をします。

差し伸べられた救いの手

学校を休みはじめたきむらさんの家に、高校の同級生が遊びに来ました。

霊感の強い友だちが…

弟はどうしてここにとどまっているのだろうか

自分が死んだことで

「家の中に弟の気配を感じる」という彼女の言葉をきっかけに、きむらさんは孝がいまの家族を見たらどう思うかを考えはじめるのでした。

そして学校を休んで2週間が経ち…。

わたしが通う高校は底辺女子校だった

私にとって高校はパラダイスだった

とても心地よかったのだけど…

高校も友達も大好きだったけれど、一度切れてしまった心の糸はなかなか元通りにはなりません。そんなわたしが希望を見出すきっかけとなったのは、突然の電話でした。

友達からの電話

次の日もまたその次の日も

今の自分にできること

まだそばにいる孝の気配と、温かい友人たちの思いにふれることで、きむらさんは新しい一歩を踏み出す決心をすることができたのです。

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