せっかく大金をかけたのに!実家のリフォーム費用がムダになる可能性に愕然/親の呼び寄せが問題山積みだった件(4)

遠く離れて暮らす高齢の両親。
「今は元気だけど、この先なにかあったらどうしよう」「このまま離れて暮らしていて大丈夫?」とぼんやり不安に思っていた矢先…父が電話で「そっちに引っ越したい」と言ってきた!!
実家は残す?売る?新しく両親が住む家はどうやって探す?お墓はどうなる?
いざ「両親を呼び寄せる」となるとたくさんの「これってどうすればいいの~!!」が押し寄せてきて…
イラストレーター・エッセイ漫画家のこしいみほさんが実際に直面した「両親の呼び寄せ」を、イラストとエッセイでつづります。この記事を読んで、あなたの「親とのこれから」をじっくり考える機会にしてみませんか?


こんにちは、こしいみほです。関東在住の30代のエッセイ漫画家です。
長女の出産を機に、夫の両親との3世代同居を始めて8年が経ちました。
ある日、関西に住む70代の父から「関東に移住を検討している」と電話をうけ、プチパニックに陥りました。
よくよく聞くと、以前私が冗談のつもりで言った「関東に来たら?」の言葉がきっかけとなり、真剣に考え始めたと言うのです。
そんな重大な計画を焚きつけた(かもしれない)娘の私はひとりっ子。両親の関東移住計画を一手に引き受けることになってしまったのです。
「親の呼び寄せ」という話題は、今までほとんど聞いたことがなかった私。
「まず何から手をつければいいの!?」「そもそも本当に実現できるの…!?」と不安ばかりが先行してしまったのですが、夫や同居している義両親に打ち明けてみたり、インスタグラムのフォロワーさんから実体験を聞くにつれ、「私だけじゃないんだ!」という心強さと「前向きに考えてみよう!」という気持ちがわいてきました。
さっそくネットや本などで「親の呼び寄せ」について情報収集を始めていたある日、夫から「実家がなくなることに寂しさはないの?」という質問が。これが、自分の実家に対する考えを振り返るきっかけになりました。
私が関西の実家を離れたのは就職がきっかけでした。その後結婚し、いまは関東で義両親と同居しています。
「帰省できる場所」があるのは良いことだとは思っていましたが、「実家に戻る」という選択肢はこの先もないと思っていたし、いつかは「手放すもの」と思っていました。
実家がなくなること自体に抵抗はない。そう自覚することはできたのですが、唯一気がかりにしていたことがありました。
それは実家がそこそこのお金をかけてリフォーム済みだったということです。
私が「関東に来たら?」と話すまでは、当然関西の実家に住み続けるつもりでいた両親。
築30年以上の実家はトイレもお風呂場もとても寒く、廊下もきしみが目立つようになっていたので、父の退職金を使ってすべてリフォームしていたのです。さらに熱中症対策も考慮してエアコン増設も済ませていました。
「実家が快適になった矢先に全部手放すのか…」「移住して新しい家に引っ越すのも、さらにまとまったお金が必要になるよね…」
「移住の話が先に出ていたらリフォーム費用はかからずに済んだし、移住資金に回せたかもしれない…」そんな「たられば」な思いをモヤモヤと抱えることに。
親の老後の住まいとしてリフォームを検討した時点で、「私の近くに移住するかも」「地元でももっと利便性の高い場所に住み替えるかも」といった具体的な選択肢をいくつか挙げていたら、お金を有効に使えたのになぁ…なんて考えてしまいました。
親が住む実家のリフォームを検討中!という方は、呼び寄せや住み替えなど、いろんな選択肢や先々の可能性があることをふまえて、ご家族で話し合ってみることをおすすめします。
▶︎プロフィール
こしいみほ
イラストレーター・エッセイ漫画家。
SNSで育児や趣味のマンガをたのしく発信しています。
著書にコミックエッセイ「ころんでもポジティブ 毎日を少しでも明るく生きる23の思考術」、「不調と痛みが消える!10秒筋膜ほぐし」(マンガ担当)など。
Instagram:@miho20141124
Twitter:@541miho
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