自分が伝えたいイメージをより正確に表現し、読み手に対し具体的に認識を伝える文章
イメージの共有を意識する
情報を間違いのないように正確に伝えるには、自分が伝えたいイメージ(物事について抱く情景、認識)と読み手のイメージを一致させることです。
とくにビジネスでは、誰が読んでも共通のイメージを持つように書きます。
元の文章
会場は多くの来場者でごった返していました。来場者はいくつもの袋を手に持っていました。
改善例
会場には500名ほどの来場者がいました。来場者は各出展者が配布している、サンプル入りの手提げ袋を4、5袋持っていました。
元の文章では、「多くの」という言葉が使われています。「多くの」は、人によってイメージする人数が違います。意味に幅が出る言葉は、誰もが同じイメージを持てるように数字化します。
「いくつもの袋」についても、人によってイメージする数も袋の形状も異なります。あいまいな表現を避けて、できるだけ「正確に」(具体的に)書くようにします。

元の文章
このたびは○○ウエアをご利用いただき誠にありがとうございます。返品をご希望の商品が到着し、返品が確定しましたのでお知らせいたします。
改善例
このたびは○○ウエアをご利用いただき誠にありがとうございます。下記につきまして、返品が確定しましたのでご確認ください。
■ご注文番号:××××
■ご返品商品:ストライプトップス 1点
上記の2つの例は、返品受領のお知らせです。元の文章には、具体的な「注文番号」や「返品の商品名」が抜けています。
同一人物から複数の返品があった場合に、いつの、どの返品の商品かわからなくなります。ビジネス文書では、とくに商品の受領が関わるときは、「具体的」を心がけましょう。
※本記事は藤吉豊、小川真理子著の書籍『社会人になったらすぐに読む文章術の本』から一部抜粋・編集しました。
著=藤吉豊、小川真理子/『社会人になったらすぐに読む文章術の本』
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