自分が伝えたいイメージをより正確に表現し、読み手に対し具体的に認識を伝える文章

自分が伝えたいイメージと読み手のイメージを一致させることが大事!

【画像を見る】子育て中でもライターになれた!ライターという働き方に感謝
『社会人になったらすぐに読む文章術の本』 5回【全8回】


いつ、どこで、どのような仕事をしていても確実に役立つのが文章術。でも、ちゃんと勉強することって意識しないとあまり無いことですよね。

そんなあなたに一生使える文章の書き方を伝授するのは、ライティングのプロである「文道」の藤吉豊さんと小川真理子さん。素早く正確に伝える文章や読み手にストレスを与えない書き方など、様々なスキルを教えてくれます。

プロが教える最強のライティングスキル、ぜひ参考にしてみてください!

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イメージの共有を意識する

情報を間違いのないように正確に伝えるには、自分が伝えたいイメージ(物事について抱く情景、認識)と読み手のイメージを一致させることです。

とくにビジネスでは、誰が読んでも共通のイメージを持つように書きます。

元の文章
会場は多くの来場者でごった返していました。来場者はいくつもの袋を手に持っていました。

改善例
会場には500名ほどの来場者がいました。来場者は各出展者が配布している、サンプル入りの手提げ袋を4、5袋持っていました。

元の文章では、「多くの」という言葉が使われています。「多くの」は、人によってイメージする人数が違います。意味に幅が出る言葉は、誰もが同じイメージを持てるように数字化します。

「いくつもの袋」についても、人によってイメージする数も袋の形状も異なります。あいまいな表現を避けて、できるだけ「正確に」(具体的に)書くようにします。

とくにビジネスでは、誰が読んでも共通のイメージを持つように書く

元の文章
このたびは○○ウエアをご利用いただき誠にありがとうございます。返品をご希望の商品が到着し、返品が確定しましたのでお知らせいたします。

改善例
このたびは○○ウエアをご利用いただき誠にありがとうございます。下記につきまして、返品が確定しましたのでご確認ください。
■ご注文番号:××××
■ご返品商品:ストライプトップス 1点


上記の2つの例は、返品受領のお知らせです。元の文章には、具体的な「注文番号」や「返品の商品名」が抜けています。

同一人物から複数の返品があった場合に、いつの、どの返品の商品かわからなくなります。ビジネス文書では、とくに商品の受領が関わるときは、「具体的」を心がけましょう。

※本記事は藤吉豊、小川真理子著の書籍『社会人になったらすぐに読む文章術の本』から一部抜粋・編集しました。

著=藤吉豊、小川真理子/『社会人になったらすぐに読む文章術の本』

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