シンプルな構図を撮影するときには色を整理する? まとまりのある写真とは/好き」を伝える 写真の教科書(3)

夏の川で撮影した一枚

時間帯によって光の強さが変化! ポートレートで重要な「ライティング」を知ろう
『撮り方の基本からSNS発信まで 「好き」を伝える 写真の教科書』 3回【全9回】


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オンライン写真教室CURBONの代表で、自身もカメラマンとして活躍する武井宏員さん。そんな武井さんが伝授してくれるのは、SNSで「伝わる」写真の撮影技術です。

多くのカメラマン、カメラを学びたい人と交流がある武井さんだからこそ伝えられる技術の数々。初心者~中級者の方はぜひ参考にしてください。

※本記事は武井宏員著の書籍『撮り方の基本からSNS発信まで 「好き」を伝える 写真の教科書』から一部抜粋・編集しました。


シンプルな構図のときは色を整理しよう

シンプルな雰囲気を演出したいのであれば、構図や色味を考えましょう。画面内に色が多く存在すると、ごちゃごちゃした印象となり、色のまとまりがなくなります。色は三~四色とし、色が混ざらないように撮影するといいでしょう。また、避けるべき構図とされている日の丸構図も使い方によってはモデルを引き立てる効果があります。

シンプルな構図のときは色を整理しよう

DATA:SONY α7 IV・SIGMA 85mm F1.4・DG DN・F1.4・1/400 秒・ISO400
夏の川で撮影した一枚。木漏れ日や玉ボケが優しい雰囲気を演出した。

ーPOINTー

シンプルな雰囲気を演出したいときは…

a 服装と背景の色を合わせる
色の数だけでなく、背景の色と被写体の色にも注意しましょう。シンプルな作品の場合は特に色の調和が大切。

b 優しい雰囲気を演出する
背景をただぼかすだけではなく、玉ボケを取り入れることによって優しい雰囲気を画面に与えることができます。

空を見上げて情緒感溢れる一枚へ

エモーショナルな雰囲気をモデルから出したいときは、視線を上に向けてもらうといいでしょう。人物が空を見上げるという行為は、とても情緒が生まれやすいのです。また、視線が上にあると「希望」の感情を感じさせやすいので、真昼の強い光ではなく夕方の優しい光と合わせて撮影するのがおすすめです。

空を見上げて情緒感溢れる一枚へ

DATA:Canon EOS R5・ RF35mm F1.8 MACRO IS・STM・F2・1/800 秒・ISO200
自宅の近所の橋で撮影。美しい光が差し込み、見慣れた場所でも新鮮な一枚に。

ーPOINTー

逆光によるシルエット効果
逆光によるシルエット効果で神秘性が生まれる。さらに、神秘性を高めたいときは髪の毛に光を通すと効果的です。

著=武井宏員/『撮り方の基本からSNS発信まで 「好き」を伝える 写真の教科書』

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