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1学期の途中から休み続け、ついに本当の夏休みに突入。私もクラスのみんなも休み、そんな安堵感もつかの間、休み続けている罪悪感と夏休みのイベントの数々。トモちゃんのストレスはさらに増してしまいます。休ませ続けても不安定な娘の様子につい焦りが出てきてしまう野原さんですが、この後、ゆっくりと見守る姿勢で不登校の娘と向き合っていきます。たくさんの大人たちが見守る中で、次第に状況が変化していくのですが、その時のお話を野原さんにうかがいました。
――もともと友達も多く、毎日元気に登校していた子が、ある日突然学校に行けなくなってしまうことに驚きました。不登校になる前になにか兆候などはありましたか?
「小学校から帰ってきた子どもの顔を見れば『今日はいいことがあったな〜』とか『何か悪いことしてきたな…』とか、どんな出来事があったのか想像がついたので、この頃ちょっとしんどそうかなというのは感じていました。それと、娘はしんどいときは腕を組んでくるなどくっついてくる行動が多くなるので、そのサインも出ているなと、兆候は見られました。
なので、もし本当にしんどいと言われた時には休ませてあげようと大きく構えていたんです。で、実際『休ませて』と言われて『いいよ』と受け止めたわけですが。そのお休みがまさかそんなに長引くものだとは思いもよらず…」
――不登校になった娘さんとどんなことをして過ごしましたか? これはやってよかったと思うことはありますか?
「一緒にご飯を作ったりドライブしたりテレビを見たり、娘の心が穏やかになるようにゆっくり過ごすようにしていました。でも、娘にとってはそれが悪いことのように感じるときもあるようで本当に難しかったです。
お昼寝はおすすめですね。娘も疲れていましたが、私も元気なふりをしているだけで本当は疲れていたのでよくお昼寝してました(笑)お昼寝じゃなくても、今は疲れてるんだからだらけていいんだ!と頑張らないことがおすすめです」
焦らず見守る。なかなか難しいことですが、大切な子どもが登校拒否をしたら、「SOS」が出ているという事。子どもに寄り添う気持ちが大切なのかもしれません。
著=野原広子/『娘が学校に行きません』
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