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順調に保健室登校を始めたトモちゃんですが、母親の「先生もいるからもう平気!」という判断で少し長い滞在になった途端に異変が。体調を崩して再び寝込んでしまいます。
信頼できるプロに任せて、その指示に従うべきなのかも。状況を甘くみていた母親は痛感します。
その後先生たちの連携プレーと周りの助言もあり、次第に状況が変化していきます。その中で徐々に回復し、学校に行けるようになったトモちゃん。当時のお話を野原さんにうかがいました。
「そのころの自分は地図を持たずに山に登っているようなそんな気分でしたね。
時が経って分かるのですが、親が焦ると子どもも焦る。親の焦りが子どもを不安にさせてたなぁ、ととても反省しています。保健室の先生や小児科の先生と出会ってからは我が子と思うと焦るので『傷ついて保護されたアザラシ』と思うようにしていました(笑)
娘は今は社会人として働いています。今回の取材で娘が学校に行けなかった頃を思い出してみたのですが、ごく普通の何気ない成長を見られるということは本当に嬉しいことだなあとしみじみ思いました。あの頃、娘に寄り添ってくれた先生とお友達に本当に感謝しています」
近年、世の中の不登校への理解はずっと広がっていると野原さんは言います。焦らず見守る。なかなか難しいことですが、本当に学校に行くのが辛いのなら、親もお子さんも「今はいろいろな選択肢があるから大丈夫」と心の緊張を取ることが大切なのかもしれません。
著=野原広子/『娘が学校に行きません』
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