いよいよ内覧!やはりネットの写真や資料だけではわからないことが...「親の関東移住計画」/親の呼び寄せが問題山積みだった件(8)

遠く離れて暮らす高齢の両親。
「今は元気だけど、この先なにかあったらどうしよう」「このまま離れて暮らしていて大丈夫?」とぼんやり不安に思っていた矢先…父が電話で「そっちに引っ越したい」と言ってきた!!
実家は残す?売る?新しく両親が住む家はどうやって探す?お墓はどうなる?
いざ「両親を呼び寄せる」となるとたくさんの「これってどうすればいいの~!!」が押し寄せてきて…
イラストレーター・エッセイ漫画家のこしいみほさんが実際に直面した「両親の呼び寄せ」を、イラストとエッセイでつづります。この記事を読んで、あなたの「親とのこれから」をじっくり考える機会にしてみませんか?


こんにちは、こしいみほです。
関東在住の30代のエッセイ漫画家です。
長女の出産を機に、夫の両親との3世代同居を始めて8年が経ちました。
ある日、関西に住む70代の父から「関東に移住を検討している」と電話を受けた私。唐突なその話にプチパニックを起こしてしまいました。以前私が冗談のつもりで言った「関東に来たら?」の言葉がきっかけとなり、真剣に考え始めたと言うのです。そんな重大な計画を焚きつけた(かもしれない)娘の私はひとりっ子。両親の関東移住計画を一手に引き受けることになったのです。
「親の呼び寄せ」という話題や知識をまったく知らないところからスタートした親の関東移住計画。具体的な住まい探しの段階では、インターネットが使えない両親に代わって私が物件検索を一手に引き受けることになりました。突如浮上した移住プランにはお金の心配があるものの、実家の家計や資産については、整理された情報を父がしっかり伝えてくれました。両親の堅実な暮らしぶりを改めて認識するとともに、不透明だった両親の先々の暮らしについても明確な判断ができるように。それを踏まえた物件探しは、いよいよ内覧する段階にやってきました。
「サイトで気になった物件の資料を請求→不動産会社からPDFの資料がメールで届く→営業担当さんと詳しい希望条件についてさらに話す」という流れを、何社かとやりとりすることに。
関西在住の高齢親の住み替え物件を探していることや、予算、希望するエリアを伝えると、私が請求した物件以外の提案もしてくれました。いろいろと検討した結果、希望する条件にいちばん合いそうな物件を取り扱っている不動産会社に内覧のアポを取ることにしました。
いざ不動産会社の店舗を訪れると、まずは希望条件のアンケートに答えたり、内覧希望の物件の詳しい説明を受けました。「押しの強い担当さんだったらどうしよう…」と思っていたのですが、物腰の柔らかそうなお兄さんでホッとしました。
家を購入する際の手続きの流れや、物件情報の読み方、希望エリア内外の相場。たくさん質問をしたなかでも、とくに「へぇ〜」と思ったのは、「レインズ」という不動産ネットワークの存在でした。全国の売りたい・貸したい物件が(基本ルールとしては)すべて登録されており、不動産会社はいつでもそれを参照することができるそうです。
つまり、不動産会社Aが管轄している物件であっても、不動産会社Bが詳しい情報を確認でき、顧客に紹介することも可能ということ。「不動産会社を何社も回らなくてもいいんだ」ということを知って、気持ちがラクになりました。
さて、いよいよ内覧です。やはりネットの写真や紙の資料だけではわからないことが、ビシビシ伝わってきました。
第1候補だった予算的に余裕がある中古物件は、いざ訪れてみると廊下はきしんでいて、窓も1枚ガラスで冬場はかなり冷えそう…。トイレとキッチンのみリフォームされていたのですが、狭いお風呂場や手すりのない急な階段は、高齢の両親が住むには不安に思えました。
そこへ担当さんが提案してくれたのが、予算の近い新築物件。内覧してみると、これがもう本当にステキだったのです…!
窓ガラスはすべて複層ガラスで断熱性があり、車椅子でもゆったり通れそうな空間設計。「これなら両親も快適に暮らせるだろうな〜」「私も子どもたちを連れてたくさん遊びに来たいな〜」思わずその場で夢が広がるほどでした。
予算的には足が出る。でも両親が家に住めなくなったあとは売却できそう。となると、ここもアリなのか…!?心がグラグラ揺れている間も、担当さんからは「この物件は建設会社の決算月ということで大幅に値下げされている」「この価格だとすぐに買い手が決まると思います!」といった情報が次々と出てきます。焦らずにはいられません!!!
「実際に住むことになるご両親にも見ていただいた方が良いのでは?」という担当さんの提案が決定打となり、ついに両親の内覧が決定したのです。
物件情報はどの不動産会社でも得られるとしても、担当さんの提案力や自分との相性は、やはり実際にお会いしてみないとわからないもの。
ハァ、やっぱり家探しは大変だ〜!
▶︎プロフィール
こしいみほ
イラストレーター・エッセイ漫画家。
SNSで育児や趣味のマンガをたのしく発信しています。
著書にコミックエッセイ「ころんでもポジティブ 毎日を少しでも明るく生きる23の思考術」、「不調と痛みが消える!10秒筋膜ほぐし」(マンガ担当)など。
Instagram:@miho20141124
Twitter:@541miho
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