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「捨てる」というと激怒されるのはなぜ? 親と喧嘩にならない「実家片づけ」のコツ
幸せ住空間セラピスト・古堅純子さんに聞く! なぜ親は「捨てる」と怒るのか?
カータンさんのように、実家のものを捨てようとして険悪ムードになってしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。子どもが「捨てる」というとなぜ過剰なほどに親が怒るのか? その理由を、片づけのプロに聞きました。
▶︎教えてくれたのは
古堅純子さん

「捨てられないならムリに捨てなくていい! 寄せて景色を変えよう!」という新感覚のお片づけメソッドが評判の片づけのプロ。YouTubeチャンネル「週末ビフォーアフター」も人気。著書累計部数は65万部。近著は以下。
『物に囲まれてすっきり暮らす景色を変える片づけ』
5,000軒超の片づけの悩みを解消してきた古堅さんが、物を捨てずに「寄せて景色を変える」片づけ術を伝授。1,650円/大和書房
「すっきりさせたい。でも捨てたくはない」という人が多いから
「そろそろ捨てなきゃ」「物を捨てたらきっとすっきりするわよね」と自分ではいいつつ、実際には捨てられないのが親世代の多数派。なら捨てなくていい、捨てずに解決しましょうよ、と私は思います。(古堅さん 以下同)
「捨てて」って実は子どもの都合だから
「いずれ片づけの負担が私にくるから」など、実家を片づける理由が子どもの都合であればあるほど、親はその意図を感じ取ってかたくなになりがちです。「物を捨てることが、親のためかどうか」を一度考えてみるとよいかも。
「捨てる」と不安でさみしい気持ちになる人が多いから
若いうちは「捨ててもまた買えばいい」と思えるけれど、高齢になると「もう手に入らないかもしれない」「物が減ると心にもぽっかり穴が……」と不安でさみしく思う人が多いです。捨てないことは、弱くなった心を守る行為でもあるのです。
物はその人の歴史だから
子どもにしてみれば、それは使っておらず、汚れていて、時代遅れのものかもしれません。ですが親にとっては、物=自分であり、自分の経験や思い出が詰まった歴史。だから「捨てて」といわれると悲しくて傷つくのです。
古堅さんによると、『物を粗末にしない』が親世代の美徳で、『捨てる』はかなりのネガティブワードなのだとか。人から「捨てろ」と言われると抵抗したくなる気持ちも、長く持っているものほど捨て難くなる気持ちも、よくわかります。
親の気持ちに寄り添って、片づけを進めていきたいですね。
マンガ/カータン 編集協力/宇野津暢子
文=さいとうあずみ
Information
<レタスクラブ23年8月号より>

今月は「手間をかけずに絶品 夏野菜で元気に!」特集!料理特集では、手をかけすぎず、シンプルな調理で夏野菜のおいしさを引き出す、忙しい方にぴったりのレシピをたくさんご紹介/カオマンガイやビビンバなど、炊飯器でできるひと皿ご飯/トマトジュースの意外な使い方/ほかにも3000円台までで楽しめる「世界の料理をお取り寄せ」や、捨てるだけが正解じゃない「実家の片付け」など盛りだくさん/【別冊付録】「夏休みの昼ごはんに! 冷凍うどんBOOK」/【毎号付録】献立の悩みから解放される!と話題の「献立カレンダー」/【大人気連載】オトナのNEWSは加藤シゲアキさん登場!/コミックエッセイも多数!レタスクラブ8月号をぜひお楽しみください。
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