二の腕の起点は5本の手指。「渾身のグーパー」で振り袖肉を撃退!/あぶら身をごっそり落とすきくち体操(8)

年齢を重ねるにつれ、下腹や背中の厚み、お尻の垂れ具合など、気になる部分が増えてきていませんか? 実はそれ、体に必要な筋肉が痩せて「あぶら身」に変わってきたからなんです!
大切なのは、筋肉を鍛えて「やせる」のではなく、やせ衰えた筋肉を動かして「体を育てる」こと。そう提唱するのが、「きくち体操」でおなじみの菊池和子さん。現在89歳で驚きの美と若さと健康を維持し、今も現役で体操の指導に当たっています。
紹介するのは、自分の身一つで誰でもどこでもできる簡単な動きばかり。「きくち体操」を熱血指導するブタの妖精「あぶらみちゃん」の教えを参考に、しなやかな体を目指しましょう!
※本記事は菊池和子、熊野チコ著の書籍『40代から始めよう!あぶら身をごっそり落とすきくち体操』から一部抜粋・編集しました

あぶらみちゃん(左)
菊池和子先生の一番弟子であるブタの妖精。日本の、特に若い女性たちの衰えを本気で心配している。気になる女子にグイグイ声をかけて日々指導にあたる。シッポとまつげにおしゃれ魂をぶつける。
二の腕が垂れて、ワキがたるむんです

★主人公・みー:「じゃあね〜」って手を振ると、二の腕の内側がたぷたぷ揺れる感覚がわかるようになったのが30代後半でした。
●あぶらみちゃん:あ、あれね。いわゆる〝振袖肉〞ってやつね。
★みー:最近さらに進行して、ワキの下もたるんでハミ出ているんです。
●あぶらみちゃん:お気づきかしら。背中側のワキにも、三重のひだが寄ってるのを…。二の腕の筋肉は、5本の手指が起点となって、胸と背中につながっているから、ワキのあぶら身は当然の結果と言えるわね。自分で触ってたどってごらんなさい。
★みー:手指から手のひら…二の腕の内側の筋肉…ワキから胸へ! まさに今、私が「たるみが気になる」と言った部分!
●あぶらみちゃん:一方、手の甲からは二の腕の外側、そして背中につながってるのよ。何のためだと思う? 胸と背中に何があるのかしら?
★みー:うーん、肺ですかね?
●あぶらみちゃん:そう! 呼吸をするために、上半身の前側と後ろ側につながって、ろっ骨を動かしているの。だから二の腕の筋肉を育てると、呼吸が深くなるわ。たっぷりの酸素が細胞に運ばれるから、老化現象ともオサラバよ。大切な二の腕の筋肉を効果的に育てるためには、起点である手指の力が不可欠。まずは弱っている指を意識して動かしてみてね。
40代に効果的な体操▶渾身のグーパー

1 5 本の足指と足裏で床をしっかり踏みしめて立つ。
2 肩甲骨を下げてお腹を引き、お尻を内側に寄せる。
3 ひじを伸ばし、親指を中にして5 本の手指をしっかりと握る。
4 指と指の間を力いっぱいに開く。
◎POINT
肩甲骨を下げる
お腹を引く
お尻を寄せる
ひじを伸ばす
足指を意識してしっかり立つ
40代に効果的な体操▶渾身の手首回し

1 上記の「渾身のグーパー」の姿勢のまま、手指をしっかり開く。
2 そのまま肩を支点にして、ひじを伸ばし手首から先だけをゆっくりと外回しにする。
3 内回しも同様に行う。
◎アドバイス
二の腕の起点は、5本の手指よ!
著者:菊池 和子(きくち かずこ)さん
1934年生まれ。 日本女子体育短期大学卒業。 体育教師を経て「きくち体操」を創始し、以来50年以上、毎日の授業、ラジオ、テレビ、講演などを通して指導にあたる。
きくち体操は川崎を本部とし、東京、神奈川の直営スタジオのほか、東京、神奈川、埼玉、大阪、兵庫、名古屋のNHK、朝日、よみうり、高島屋等主催の各カルチャースクールにスタジオを持つ。著書も多数。
監修=菊池和子、マンガ=熊野チコ/『40代から始めよう! あぶら身をごっそり落とすきくち体操』
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