1.本名をださない在宅ワークのメリット
まずはメリットを3つ、ご紹介します。
(1)プライバシーを守れる安心感がある
個人情報の扱いに厳しい昨今、面識のない方に個人情報を預けるのは、たしかに少し抵抗がありますよね。過去に怖い経験をした方もいるかもしれません。
余計な心配をせずお仕事をするには、仮名で働けるのは大きなメリットですね。
(2)プライベートと仕事のメリハリがつく
自宅で働く在宅ワーカーにとって、プライベートと仕事の切り替えは大きな課題。仕事専用の名前でやりとりすることで、生活にメリハリがつけられるでしょう。
私も仕事では「おこめさん」、家では「ママ」、友人には「〇〇ちゃん(本名)」と呼び分けられることで、頭を切り替えています。
(3)覚えてもらいやすい名前を付けられる
名前を自由に決められるので、親しみやすい名前をつけられるという利点もあります。
私の仮名「おこめ」は、日本酒が好きだから、という由来です(笑) お酒好きのお客さまと、この話で盛り上がることも。
あまりにもビジネスにそぐわない名前にならないよう、他の在宅ワーカーさんの名前をリサーチしてみましょう!
2.本名をださない在宅ワークのデメリット
一方で、本名を明かさないデメリットも存在します。私が感じるデメリットは以下の3つです。
(1)請けられる案件が減る
お仕事によっては、契約時に個人情報の開示を求められることもあります。「絶対に本名は出したくない!」となると、そのような案件は請けられません。
「SNS上では仮名だけど、契約したお客さまには本名を開示する」など、情報の線引きを行うのがおすすめです。
(2)信頼関係が築きにくい
「会ったことのない人と仕事をする」のは、私たちだけでなくお客さまも同じ。大事な案件を任せる相手の顔や本名がわかるほうが、やはり安心できるでしょう。
お互いに安心してお仕事できるよう、ある程度の情報開示は必要かもしれませんね。
(3)利用料や手数料がかかる
特定のサービスやツールを利用すれば、契約時や入金時にも本名を明かさずやりとりできる場合もあります。ただしその際は、サービスの利用料や手数料がかかってしまうことがほとんど。
代表的なサービスであるクラウドソーシングサイトでは、報酬額の5%〜20%のシステム利用料がかかります。この点も踏まえて、利用を検討してください。
いかがでしたか? 本名を出さずにお仕事をするのはメリットもある一方で、デメリットも存在します。どちらも把握した上で、どの程度開示していくか決めていきましょう。
また、「いかに個人情報を開示せずお仕事するか?」よりも「個人情報を出せるくらい、信用できるお客さまと出会うにはどうするか?」を考えることが本質的です。
いいお客さまとの出会い方は、また別の機会にお伝えしますね!
▶プロフィール
おこめ

「子ども時間を大切にする働き方」をテーマに在宅ワークのコツを発信している、1歳女の子のママ。約250名の在宅ワークを目指すママが集うコミュニティ「ウィズママ」を主宰。