妻が仕事をしてもしなくても嫌味を吐く夫。自立を目指す妻が「呪縛」から解放されるとき

仕事をしてもしなくても嫌味を吐く夫


令和2年度の司法統計によると、夫婦関係調停事件(離婚調停)の申し立て理由のうち、男女ともにランキングの1位となったのが「性格の不一致」。価値観や考え方の違いは、結婚当初は目をつぶれる程度だったとしても、生活を共にしていくうちに我慢ができなくなるケースが少なくないのでしょう。

翔子さんは夫の淳一さんと2人の子どもの4人暮らし。一見、平和で穏やかな毎日を過ごしているように見えますが、翔子さんの心は「夫の機嫌を損なわないように」という思いに日々支配されていました。
夫のことは大嫌い。しかしその不満は口にせず、夫の好きなメニューを作り続ける毎日。食事に点数をつけられても、性格を揶揄されても翔子さんは反論しません。それは、出産を機に仕事を辞めたことを夫に許してもらった負い目からくるものでした。

淳一さんに浮気疑惑が持ち上がっても「お金も仕事も自信もない」と我慢し続けた翔子さんは、めまいや動悸といった体の不調に襲われるように。医師からは「我慢するように訓練されてしまっている」と、幼いころから高圧的な父親と接してきた影響を指摘されます。今では夫に対して、何を言われても耐えてしまう癖がついていたのでした。

「ストレスに立ち向かえる力をつけてください」という医師のアドバイスを胸に復職を果たした翔子さん。慣れない介護の仕事、夫からの思いやりのない言葉にもめげず、家事・育児との両立をスタートさせます。

夕飯には必ず夫の好物。でも内心では「夫が大嫌い」/離婚してもいいですか? 翔子の場合(1)
 休みなのに?

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