1.営業職で身につけた「コミュニケーションスキル」
「営業スキルは営業職でしか発揮できない」と考えていましたが、そんなことはありません! 営業経験者はコミュニケーション能力やスケジュール管理力が高い人も多く、どんな職種でも活躍できます。サービス業や接客業に従事している方も、同様のスキルをお持ちではないでしょうか?
私は営業職で培った「誰とでも柔らかく話せるコミュニケーション能力」をアピールすることで、電子書籍の取材・執筆に未経験ながら採用されました! 在宅ワークを初めて3ヶ月目の出来事です。
初めての取材でしたが和やかに進められ、「これまでのスキルを違う形で活かすこともできるんだ!」と感じたことを覚えています。
2.事務職の経験
一見「誰でもできる」と思われがちな事務のお仕事。しかし、周りの人がはたらきやすいよう先回りしたり、大量業務を効率的にこなしたり……気が利く人しかできないこともたくさん。パソコンの基本操作ができるだけで、応募できる案件の幅がぐっと広がりますよ。
私自身も「経理」や「人事」といった専門知識はありません。Excelで難しい計算式を組んだり関数を扱ったりするほどのパソコンスキルも、持ち合わせていませんでした。
それでも「Wordで文章が打てる」「パワーポイントの簡単な資料が作れる」などの操作ができたため、オンライン秘書として忙しい経営者さんから資料作りを任せていただけることに。事務の経験が在宅ワークになることに驚きました。
3.人に教える経験
チームで仕事をしていると、業務の手順などを人に教えた経験をお持ちの人もいるかもしれません。
「人に仕事を教えること」は
・やり方を順序だてて説明する
・専門用語を分かりやすく解説する
・相手の理解度を把握する
など、実はさまざまなスキルが必要です。
私の前職は人に教える機会が多く、どのように話せば正確に伝わるか、日々試行錯誤していました。この時に身につけた論理的に説明する力は、相手が納得できるような文章を作成することに活きています!
4.議事録やメールの経験
会議の議事録作成やメールのやりとりなど、何気なくこなしていませんか? 実はこれらの作業は、ライティングのスキルに直結しています。
・何から書けばいいか?
・どうまとめたら分かりやすいか?
・見出しをつけたほうがいいか?
など、相手に分かりやすい文章を作成するよい練習となっているんです。
私も前職で文章を書く機会が多くありました。「相手に伝わりやすい文章は何だろう?」と相手目線で考える癖をつけていたことが、初心者でもライティングの案件に採用された要因かもしれません。
「私にできる仕事なんてないかもしれない……」と思っている人も、まずは今までの経験を振り返ってみましょう。これまでの仕事を振り返って分解してみると、意外とスキルを持っていることに気がつくはずです。
また、「いつか在宅ワークをやってみたい」と考えている人も、今の仕事から身につけられるスキルはたくさんあります。
職種や資格などの肩書きだけに注目するのではなく、自分の中に眠っているスキルをぜひ探してみてくださいね!
▶プロフィール
おこめ

「子ども時間を大切にする働き方」をテーマに在宅ワークのコツを発信している、2歳女の子のママ。約300名の在宅ワークを目指すママが集うコミュニティ「ウィズママ」を主宰。