11月5日は何の日?医師3人が語る「りんご1日1個で医者いらず」の理由

りんご好きを公言する医師3名

11月5日は「いいりんごの日」と知っていましたか?
いい(11)+りんご(5)という語呂合わせから、2001年に青森県が制定しました。
りんごの旬は、肌寒くなる10月から2月ごろ。まさに今から美味しくなってくる季節なんです。
そんなりんごには、「りんご1日1個で医者いらず」ということわざがあります。
これはりんごに含まれる栄養の豊富さと健康効果によるものですが、実際何がどういいのか、医師によるりんごの健康効果や、より健康にいい食べ方についてご紹介します。

【画像】おいしそう!「ホットケーキ ~りんごソテー添え~」

りんごファーストでメタボ対策!

池谷敏郎先生

医学博士、池谷医院院長の池谷敏郎先生によると、りんごには食物繊維とプロシアニジンを含んでいるので、食事の最初に食べることで血糖値の急上昇や脂質の上昇をおさえるという働きが期待できるそうです。
朝食として取り入れるのはもちろん、食事の最初に取り入れることでも効果が見込めます。
いちご、ぶどう、バナナ、すいかなど美味しい果物はたくさんありますが、りんごはその中でもGI値が低いため、一番に食べるのに適しているのだとか。
せっかく食べるのだから美味しいだけでなく体にいい食べ方も意識したいですよね。
池谷先生のおすすめりんごレシピは「りんごと白菜のサラダ」。千切りを細かくするのがポイントだそうです。

谷先生考案「りんごと白菜のサラダ」

池谷先生考案「りんごと白菜のサラダ」のレシピ

【材料】1人分
・りんご…大1/2
・白菜…3枚
・ハム…2枚
・ゆで卵…1個
・スプラウト…少量
・フレンチドレッシング…(オリーブオイル 大3、酢 大1、砂糖 小1/4、塩 ひとつまみ、胡椒 少々)
※好みでマヨネーズ適量

【作り方】
1.ゆでたまごをつくる。
2.りんご半分を千切りにする。塩水に浸しておく。
3.白菜を茎の部分と葉の部分に切り分け、2~3㎝の細い千切りにする。ゆで卵はフォークの背で細かく潰す。
4.ハムを4等分に切り千切りにする。
5.ドレッシングを作る。大きめのボールに水切りしたりんご、千切り白菜、ハムを入れ、ドレッシングを和えて混ぜる。好みによりマヨネーズを適量足す。
6.和えた材料を器に入れ、細かくした卵をとスプラウトで綺麗に盛ってできあがり

腸からきれいな身体に

小林暁子先生

腸が健康に重要なのは分かっているし、腸には食物繊維が大切なのも分かっている、でも毎日続けるのは大変…という方も多いのではないでしょうか。
1950年代にくらべると、現代日本人の食物繊維摂取量は減少傾向にあります。
医療法人社団順幸会 小林メディカルクリニック東京理事長・院長の小林暁子先生によると、
食物繊維が不足すると、腸内環境が悪化し、便秘症だけでなく認知機能の低下や慢性腎臓病のリスクを上げる可能性があるそうです。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、バランスよく食べることが重要。りんごはその2種類がバランスよく含まれているのだそうです。
数値で見ると100gあたり水溶性食物繊維が0.5g、不溶性食物繊維が1.4gと少なく見えるのですが、摂りづらい栄養素だからこそ積み重ねが大切、と小林先生はいいます。
さらに、繊維質が豊富なことでよく咀嚼するので、免疫力の向上や満腹感、集中力向上という効果も期待できるそうです。
食いしん坊を自認する小林先生のおすすめレシピは、「ホットケーキ~りんごソテー添え~」。ホットケーキだけどりんごをプラスして食べることで罪悪感が軽減するのだそうです。ポリフェノールが減ってしまうので、りんごの加熱はあまり強くしないのがポイント。フライパンならさっと焼き、レンジなら500wで1分程度が目安とのことです。

小林先生考案「ホットケーキ ~りんごソテー添え~」のレシピ

小林先生考案「ホットケーキ ~りんごソテー添え~」

【材料】3枚分
・卵…1個
・ホットケーキミックス…1袋
・牛乳…100ml
・バター…大さじ1
・りんご…1個
・メープルシロップ
※好みでシナモン適量

【作り方】
1. ホットケーキミックスに牛乳と卵を混ぜて焼き、両面ともに焼き色が付いたら皿に移す。
2. りんごを5mm幅の櫛切りにする。フライパンにバターをひいて、溶けたらりんごを並べて焼く。
3. 焦げ目がついたら返して裏面も焼き、裏面にも焼き色が付いたら取り出し、ホットケーキの上にのせる。メープルシロップをかけ、お好みでシナモンをふりかける。

美容にも!

石原新菜先生

こころとからだ、社会とのつながりのバランスがとれている状態を、WHOの定義でウェルビーイングといいます。そんな、こころとからだの健康をにぎる鍵が腸内環境にある、と語るのは、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生。
りんごは食物繊維が豊富で、腸内環境をととのえてくれます。
りんごはむくみの予防に効果があるカリウム、抗酸化作用があるプロシアジニジン、美肌効果のあるビタミンCと、美容に必要な栄養素がたっぷりはいっています。

石原先生考案「りんごにんじんジュース」

朝、時間がない人に石原先生のおすすめレシピは「りんごにんじんジュース」。石原先生のお父さんの断食道場で導入されていて、石原先生ご自身も、家族みんなで毎朝飲んでいるそうですよ。先生のレシピは、にんじん2本とりんご1個をジューサーにかけたものが1人分!お好みでレモンを入れても。ミキサーの場合は水を加えると飲みやすくなるそうです。

石原先生考案「りんごにんじんジュース」のレシピ

【材料】1人分
・りんご…1個
・にんじん…2本

【作り方】
りんごとにんじんを洗って、どちらも皮つきのままでざく切りに。
ジューサーにかける。お好みでレモン汁を加えて混ぜる。
※ミキサーを使用する場合は、水200ml以上を加えると良いバランスに。


旬を迎え、これからますます色々な種類のりんごが出てきます。
お気に入りのりんごを見つけて、美容と健康のために「1日1個」を目指してみてくださいね。

文=レタスクラブ編集部

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