自分に合ったものはどれ? 美味しいコーヒーのための道具選び/コーヒー1年目の教科書(6)

ドリップケトル

コーヒー豆は「実」ではなく「種」! まずは知りたいキホンのキ/絵とマンガでわかる コーヒー1年目の教科書(1)
『絵とマンガでわかる コーヒー1年目の教科書』 6回【全9回】


世界で活躍する女性バリスタによるコーヒー入門!

2017年のワールドバリスタチャンピオンシップ第2位に輝いた日本人女性バリスタ・鈴木樹(みき)さん。なんだか難しそうなイメージのあるコーヒーのあれこれですが、世界の女性バリスタ活躍の礎を築いたパイオニアとして知られる鈴木さんが分かりやすく教えてくださいます。

「好みの豆と淹れ方がわかる」ようになり、「自宅でおいしいコーヒーを楽しむことができる」、さらに「カフェで自分のお気に入りをオーダーできる」ようになる! そんな、憧れだったコーヒーの世界を憧れで終わらせないためのイロハをお届けします。

※本記事は鈴木 樹、藤野 リョウ著の書籍『絵とマンガでわかる コーヒー1年目の教科書』から一部抜粋・編集しました。


美味しいコーヒーのための道具選び

たくさんの道具のなかから自分に合ったものを

美味しいコーヒーを淹れるために、そろえておきたい道具についてお話しします。

まずはスケールについて。皆さんはコーヒーの粉を何で量っていますか?コーヒー用の計量スプーンを使っている方が多いのではないでしょうか。計量スプーンは手軽で便利ですが、この本ではスケールを使って重さを量る方法をおすすめします。

というのも、焙煎度合いによってコーヒー豆に含まれる水分量が違ったり、粒度によっても体積が変わるからです。ほんのわずかな量ですが、お気に入りのコーヒーを目指すには、重さを量ることは大切なことです。

私は「アカイア パール」というコーヒースケールを使っています。これは重さを0.01グラム単位で量ることができ、タイマーも付いている優れもの。天面がフラットなので、サーバーやカップを安定して置くことができます。注水量のコントロールがしやすくなる流量表示も付いています。

コーヒースケールにはドリップを始めるとタイマーが自動でスタートするものや、スマホアプリと連動して抽出レシピを記録するなど、コーヒーに特化した機能が付いたものもあります。なお、プロ用のスケールは、ちょっと高額になります。

コーヒースケールがなくても、一般的なキッチンスケールがあれば大丈夫です。重さが0.1~0.5グラム単位で量れるデジタル表示のものを選びましょう。そして忘れてならないのが、タイマーです。スマートフォンのタイマー機能を使うのもいいですが、コーヒー用に表示が見やすいタイマーがひとつあると便利です。スケールとセットにして、取り出しやすくしておきたいですね。

ドリップで淹れる場合、そろえておきたいのがドリップケトルです。注ぎ口が細くて、持ち手が注ぎやすい構造になっています。ハンドドリップでは、お湯の注ぎ方が重要なポイントになります。注ぎ方を調整しやすいドリップケトルは、あると本当に重宝します。

ドリップケトルにはホーロー製やステンレス製など、いろんなものがあります。湯沸かし保温機能が付いた電気ケトルタイプもありますし、ドリップケトル専用の小さなIHヒーターも販売されています。

ドリップケトルは見た目のデザインも美しく、お家でカフェ気分が味わえる便利なアイテムでもあります。

さらに淹れ方を追求したい人は、温度計やコーヒーの粉用のふるいをそろえるのもおすすめです。温度計は抽出中の温度調整に、ふるいは挽いた粉に混じっている細かな粉を取り除くのに使います。

ここまで、あると便利な道具を紹介してきましたが、一度にそろえずとも自分に合ったものを少しずつそろえていくのも楽しいものです。ドリップケトルがない場合は、まずはお手持ちのやかんやケトルなどでも構いません。身近にある代用品を使ってみると、使いやすい道具がわかるかもしれませんね。

コーヒーを淹れるのにそろえたい道具

スケール

スケール

0.1~0.5g単位で量れるデジタル表示のものを選びましょう。一般的なキッチンスケールでOK。

タイマー

タイマー

シンプルで表示が大きいものがおすすめ。コーヒー用のタイマーも販売されています。

ドリップケトル

ドリップケトル

ドリップケトルを使うと注ぐお湯の太さや量を調節しやすく、お湯を落とす場所もコントロールしやすいです。

著=鈴木 樹、藤野 リョウ/『絵とマンガでわかる コーヒー1年目の教科書』

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