賢者がアドバイス! ふるさと納税を暮らしに無理なく組み込むポイント
1:上限金額を調べスケジュールを立てる
自分がいくらまで寄附できるのか、ふるさと納税のポータルサイト内にあるシミュレーション機能などで限度額を調べ、申込時期の年間スケジュールを立てるところから。基本的には年数回に分けるのがおすすめ。
2:届く時期か保管場所を分散させる
例えば、冷凍ものなら、届く時期をずらすことで「冷凍室に入らない!」なんてことが防げます。食品と日用品など保管場所が違うものを選べば、保管方法にも困らずにすみます。ギフト券など、無形のものを選ぶのも手。
忘れがちさんにおすすめのふるさと納税スケジュール
その1:季節のフルーツ&おせちで固定してしまう!
返礼品選びで迷って、結局申し込みを忘れてしまう……という人は、フルーツとおせちに限定してしまう方法が。「1月ならいちご、7月なら桃など、その時期においしいフルーツが季節の便りのように届くのも楽しいですよ。年末はおせちで一年の締めくくりを」
その2:楽天スーパーSALEのタイミングで申し込む!
申し込み自体を忘れてしまう人などは、楽天スーパーSALEなど、ネットショップのポイントアップの時期に申し込むと決めて、返礼品を探すと◎。「楽天スーパーSALEは年4回*あるので申し込みが分散しやすく、キャンペーン対象にもなるので間違いなくお得です」
*過去実績
いまさらだけど基本をおさらい! ふるさと納税の仕組み&注意点
興味はあるけれど、いまいち仕組みが分からない、面倒そうでなかなか申し込めない、という人はこちらもチェック。基本をおさらいして、ことしこそふるさと納税にチャレンジしてみましょう!
ふるさと納税は、自分の住む場所や出身地に限らず、好きな自治体に寄附ができます。また、寄附金は、子育て支援や医療、文化財保護など、使い道を指定できることも。各自治体は、寄附のお礼としてその地域の特産品や名産品、特典などを設定し、返礼品として贈ってくれます。
寄附は、「楽天ふるさと納税」などのポータルサイトから申し込めます。寄附金は、一定の限度額まで原則として住民税 (所得税) から2000円を超える部分の全額が控除されます。例えば7万円を寄附した場合、6万8000円が翌年の住民税 (所得税) から控除されます。
マスト! 翌年6月に送られてくる住民税の決定通知書で寄附金控除額を確認
控除額は、ふるさと納税を行なう年の年収で決定され、翌年の住民税から控除されます (ワンストップ特例制度を利用した場合) 。翌年6月に「住民税決定通知書」などと記載された書類が届くので、「摘要」欄などに、寄附金控除額 (寄附した金額-2000円) が記載されているか確認が必要。なければ自治体に連絡を。
寄附の申請はワンストップ特例制度を利用しよう
「ワンストップ特例制度」とは、確定申告せずにふるさと納税の寄附金控除を受けられる仕組み。ふるさと納税以外の確定申告が不要な人で、1年間の寄附先が5自治体以内であれば利用可能です。
ワンストップ特例申請はスマホアプリ「IAM (アイアム) 」でもっと手軽に!
「ワンストップ特例制度」は、自治体から送付される書類を作成し、申請書をポスト投函するなど手間が……。でもスマホアプリ「IAM」なら、マイナンバーカードとスマホのみで申請が完結。ただし対応する自治体が限られているので、寄附の申請の際には確認して。
「季節のフルーツ&おせちで固定」スケジュールはとっても魅力的! 返礼品で目移りすることがなくなってスムーズに申し込みができそうですね。みなさんもぜひ、ふるさと納税を上手に活用してみてください!
イラスト/二階堂ちはる 編集協力/鈴出智里
文/さいとうあずみ
*寄附金額や内容は2023年10月2日時点のもので、変更になる可能性があります。最新の情報はホームページをご確認下さい。
<レタスクラブ23年11月増刊号より>
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