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私はコロナ禍を機に人生を見つめなおし、未経験の状態から副業でWebライターを始めました。現在はWebライターの仕事を本業にして、複数の取引先と契約を交わして在宅で仕事をしています。
年齢にとらわれないWebライターの仕事に出合って、子育てが終わり50代になっても新しい挑戦ができると実感しています。今は、地域に根差したお店の取材や、ネット上の記事の執筆などを手掛けつつ、試行錯誤しながら日々歩んでいる状態です。
Webライターとして働き始めて2年目の私が、Webライターになったきっかけと仕事の魅力をお伝えします!
50代でライターをめざしたきっかけ
私は医療関係の事務の仕事をしていましたが、コロナ禍で患者さんが激減。
「この仕事を続けて人生が終わっていいのかな」と思ったのと、だんだん仕事がルーティンになってつまらないなと感じたのが、ライターをめざしたきっかけです。
今まで長い間、子どもが学校から帰ってきたときに家にいてあげられる子育て中心の生活をしてきました。そうすると、自分のやりたいことよりも、子育てや家事を優先できるのが仕事を選ぶ条件になります。
しばらく経ち、子育ても終わって人生もあと残り少ないと感じたときに、未経験だけど興味のある分野に挑戦したいと思ったのです。
そんなときに、たまたまラジオで知ったのが「Webライター」の仕事です。
Webライターなら体力や年齢に関係なくできる
年齢を重ねると、若いころより体力が衰えてきます。
しかし、在宅でライターをやるには、体力や年齢は関係ありません。オンライン上で仕事が完結するからです。
自分の生活のペースに合わせて仕事ができ、家事や用事を優先することもあります。疲れたときには好きなときに休憩もできます。
外に出る仕事でしたら、職場に合わせないといけません。体調が悪くても無理して出勤せざるをえない場合も。
年齢も関係なく挑戦できるところもWebライターの魅力の一つです。
今まで仕事の応募をする際に、年齢を聞かれたことはありません。年齢を重ねた分、人生経験が執筆に活きることもあります。
一方で、外で働く仕事は、応募の段階で年齢がネックになることもあるのではないでしょうか。
YouTubeや本を読めばスキルを学べる
始めは、Webライターはどのような仕事かわかっていませんでした。
しかし、今はインターネットや本で有益な情報がいくらでも手に入る時代です。
私もWebライターに関する知識をYouTubeやブログ、本などから学びました。
頭では理解したつもりでも、実際に仕事を受けてみなければわからないことは山ほど出てきます。そこは、実践を積んで学んでいけばよいと思います。
ツールに関しても、WordやExcelを少々触ったことはあっても、GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなど、今まで触ったこともありませんでした。
ソフトの名前を聞くだけでハードルが高いと感じる人もいるかもしれませんが、パソコンの簡単な操作やGoogle検索ができれば大丈夫です。
ネット上ではツールの使い方の詳しい説明がいくらでも出てくるので、私も仕事をやりながら一つひとつ覚えていきました。
初心者向けの案件では、発注主が作成した「記事の書き方についてのマニュアル」から基礎を学ぶことができます。
先輩ライターや仲間を作ることもできる
Webライターの仕事は、意識すれば年齢や場所を越えた仲間を作ることができます。
基本的に在宅ワークは孤独なものです。普段は1人でオンライン上で発注主とやり取りして仕事が進んでいきます。
私もWebライターの仕事を始めたころは、家に閉じこもってパソコンと向き合い、もくもくと作業をしていました。わからないことがあっても、会社と違ってなるべく自分で解決しなければなりません。
私はこの現状を変えたくて、ライターの仕事を学ぶ目的でWebライター向けのオンラインコミュニティに入ることに。
コミュニティの中でチャットでコメントをしたり、オフ会にも積極的に参加したりすると、仲間ができました。30~50代の、お子さんの年齢が幼児から高校生までさまざまな方たちと、年齢や場所に関係ないつながりができたのです。皆さん優しくて温かい方ばかりで、本当に入ってよかったと思います。
今では、先輩ライターに仕事に関する質問をしたり、ライター仲間と悩みを共有できたりと、充実した日々を過ごしています。
前職では固定した人間関係しかなかったので、Webライターの仕事で多くの人と関わるようになったのは驚きです。
皆さんから刺激を受けながら日々ライターの仕事をやっています。
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子育てが終わっても人生は続きます。お子さんが大きくなった後は、自分のやりたいことに向き合い、新しい仕事を始めるのも楽しそうですね。
新しい世界に飛び込むときは不安を感じるかもしれませんが、年齢や体力に関係なくできる仕事もあります。ちょっと勇気を出して行動してみると、新たな可能性が広がるかもしれませんよ。
▶プロフィール
瀬崎貴子
人生後半戦でもあきらめずに何にでも挑戦中。2人の子育てが終わって50代でWebライターに。「わくわくを大切に生きる」がモットー。
文=YY