
個人の運勢(下の記事)は、自分の生まれ年に巡っていた九星の本命星で見ます。年の変わり目は節分とし、2月3日生まれまでは前年で見ます。
「九紫火星」2024年のバイオリズム

坎入(かんにゅう)の一年を抜け、心は明るい。年度末までは不調を引きずるが、新年度を迎えた頃から一気に運勢は春に向かって動き出す。ここ数年の苦境で人生に対する自信が失われてしまったけれど、臆せずにあらゆる物事に前向きに触れることだ。この星に気後れは似合わない。
街路樹が葉を落とし始める頃から、運勢に翳りが生じてくる。ただし、これは2025年の飛躍のための準備期間なのだから不安にならないことだ。年明けには年末までの不安は一掃される。心配はいらない。
3月と12月に大きな判断を下さないこと。運勢が落ち込んでいて、よからぬ動きに足を引っ張られやすい。
「九紫火星」家庭と健康
2024年の九紫火星は仕事だけでなく、実家でも様々な役割を求められる。「自分でやってくれ」などと思うような内容ばかりだけれど、ここは黙って従うべきだ。面倒なことであっても、九紫火星に頼みたいと思ってもらえたことがありがたいではないか。
人によっては母親の介護が始まる場合もある。見栄えの良いものを愛する九紫火星にとって、介護というのは最もしたくないことの一つだろう。介護は綺麗事ではなく、専門家が主体となり行うべき高度な労務だ。だとしたら、誰かに依頼するのも決して悪くはない。ただし、可能な限り関わるということは忘れないように。生活の中のわずかな時間で構わないから、母に誠心誠意尽くす一瞬を捧げたい。
健康面では2024年は「凝る」ことが多くなりそうだ。肩こりは当然のこと、思考も凝り固まって頑固になりかねない。顔まで凝り固まって、眉間に皺が寄る。業務の合間に凝りを感じたら指先を動かしたい。キーボードのタッチだけでは、一定の動きになってしまうから、休憩中に編み物をしたり鉛筆で絵を描いてみるのもいいだろう。座りっぱなしの仕事の場合は、階段の上り下りなどをしてみるのもいい。随分と疲れのたまり具合が変わってくるから不思議だ。
消化器系に問題が出たら要注意。ストレスをため過ぎているから、気分転換に出かけよう。屋上で思い切り深呼吸したり、時には昼寝を取るのもいいだろう。もちろん、明確な症状が出たらすぐにかかりつけ医に診断を仰ぐこと。
著=村山幸徳/『展望と開運2024』