初日の出の正しい拝み方って? 早起きして幸せと健康を祈願しよう 【年末年始のマナー】

年末年始には、古くから伝わる風習がたくさんあります。でもその意味や正しい作法は、意外と知らないもの。いざというときに迷わないよう、年末年始のしきたりやマナーを「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に教えてもらいました。
今回は、元旦の恒例行事、初日の出の拝み方。せっかく早起きして出かけるなら、正しい拝み方で幸運を引き寄せたいものですね。
初日の出を正しく拝んで幸先よく新年を迎えよう
毎年元日の早朝には、宮中で「四方拝」という儀式が行われ、天皇が四方を拝し、国家安泰と五穀豊穰を祈ります。
それが一般にも広がり、明治以降から初日の出を拝むことが盛んになりました。
「太陽を拝む時は、神社と同じように2礼2拍手1礼をします。その際、息を吸いながら深くお辞儀をして、止まったところで息を吐き、再び息を吸いながら元の姿勢に戻ります。これを礼三息(れいみいき)といい、どんな相手に対しても折り目正しく、また自分の心を安定させる効用もあります」(岩下先生)
初日の出を拝む際は、新年の幸せと健康を祈願するとともに、年神様への感謝も忘れずに。
これまで手を合わせはするものの、拍手や呼吸法まで意識することはなかったかも。正しい作法で初日の出を拝み、気持ちよく新年を始めましょう。

教えてくれたのは
岩下宣子先生
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。『日本人なら知っておきたいしきたり大全』(講談社)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(中経の文庫)など著書多数。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)。
文=さいとうあずみ
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