
みなさん、2024年はさらに家計が苦しくなると予想しているようです。去年とおととしも同じ質問をしていますが、2年連続で「苦しくなりそう」と答えた方が増えていて、ここ数年の物価上昇にともない、家計がどんどん圧迫されていることがわかります。

実際、「家計が苦しくなりそう」と答えた方のフリーコメントには、切実な声があふれていました。
・今も苦しいし、今より良くなる見込みないため出費は増えてくのに収入は増えない、増やせない(30代:パート アルバイト)
・息子が大学進学して、私の医療費が高額なのに働くところもなく、息子の奨学金を利用しないといけないくらいに生活が厳しくなると思います(50代:今は働いていない)
・収入自体は大して変わらないと思いますが、度重なる値上げ値上げで家計が悲鳴を上げそうです。どう考えても、賃上げが物価の上昇に全くと言って良いほど追い付いていないと思います(40 代:今は働いていない)
・今でも値上げで家計が苦しいです。給料も上がっていないどころか夫のボーナスもなくなりました。2024年には何も期待していません(40代:パートアルバイト)
・時給が安く、人件費削減のため思うように出勤日数が得られず、働けない。今も普通の生活ができていない。ダブルワークで毎日働いているが、時給が安すぎる(50代:パート アルバイト)

みなさんのなかにも、同じ思いを抱えている方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
しゅふ JOB総研 研究顧問 川上敬太郎さんは、こう言います。
「前年に続いて、物価高の影響を受けた2023年の家計。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層で、『家計が苦しくなりそう』と回答した人は62.9%と前年比0.5ポイント増で、苦しくなりそうという声は 2年連続で上昇しています。一方、『家計にゆとりができそう』も前年比で1.5ポイント上昇しました。苦しくなりそうという声の方が圧倒的に多いものの、やや二極化の兆しも見えます。
ただ、フリーコメントには物価高に言及するものが圧倒的に多く、それに対して収入が増えない、あるいは増えても出費の増加に追いつかないと嘆く声が聞かれました。また、さらなる税負担を警戒する声も聞かれ、家計について明るい材料が見出しにくい状況にあることが感じられます。『家計が苦しくなりそう』と答えている人の比率が6割を超えて高止まりする中、物価高と収入増のバランスに変化が見られないままだと、2024年の家計も閉塞感が漂うことになりそうです」
収入を増やすなら「ポイントをためる」「副業(委託・請負)をする」人が多い

続いて「もしあなた自身が本業以外で家計のために収入を増やすとしたら、どんな方法を選択しますか(複数回答)」と聞いてみたところ、「ポイントをためる(Tポイントなど)」と答えた方が42.7%、「副業(長期や短期の業務委託・請負契約)」と答えた方が37.5%でした。
ポイ活は手軽なのでやっている人が多いようですね。一方で「中古品など所有物を売る(メルカリ・ブックオフなど)」と答えた方は34.5%と、委託や請負の副業を選んだ人より、わずかに少ないという結果になりました。また、同じ副業でも、雇用契約を結んでの副業と答えた人は30.9%、ウーバーイーツなどのギグワークと答えた人は2.4%ですので、主婦層はガッツリのダブルワークよりも、手軽にできる収入アップを望んでいることがわかります。
じつは、最初の質問で「家計にゆとりができそう」と回答した人のフリーコメントには、以下のような声がありました。
・働き始める予定のため(20代:今は働いていない)
・子どもの独立、自分のスキルアップ、月収を上げるための転職活動を進めているため(40代:派遣社員)
・ダブルワークをしようとしていて探してる(40代:フリー 自営業)
・わたし自身パートを始め、家計を支える馬力が2になったため(30代:パート アルバイト)
・副業をしているから(40代:その他の働き方)
つまり、みなさん、なんらかの形で働くことによって、家計にゆとりを作ろうとしているんです。ポイ活やメルカリなどでの中古品の販売は、少額のプラスにはなるけれど、家計のゆとりにまではつながりませんよね。だから、働きたい!副業をもちたい!と考える人が多いのですが、子どもが小さいと働き口が限られるし、ガッツリのダブルワークは正直キツイ…。
では、在宅で、すき間時間にできる仕事はどうでしょう? 在宅ワークなら自分のペースで仕事ができるので、幼い子どもがいても育児と両立できるし、在宅ワークを副業にすれば、本業と両立させるのもラクです。さらに、子どもの行事や体調不良に対応しやすい、年齢に関係なくいつでもスタートできるなど、子育て世代にとって魅力的な点がたくさんあります。

在宅ワークにはいろいろな種類があります。なかには技術や資格が必要なものもありますが、たとえばWeb上に掲載する文章を執筆する「Webライター」なら、初期投資もほとんど必要ないし、SNSに文章をアップすることに慣れている方なら、気負わずチャンレンジできるかもしれませんね。
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文=高梨奈々