家族のお金の価値観、把握していますか?
一人暮らしだったら、どんな節約生活をしていても誰にも文句を言われないが、パートナーや子ども、親などの家族がいる場合は「節約マインド」をしっかりと共有しておこう。
節約マインドを共有しないと家族が「最大の敵」になる
節約生活のなかで、家族が大切にしている価値観を無視すると、最大の協力者である家族が「最大の敵」になってしまう。家族と楽しく暮らすために節約しているのに、そんなの悲しすぎる。
法務省の協議離婚に関する実態調査(2021年3月8日〜10日)によると、17%の夫婦が「浪費」を理由に離婚している。一般的に浪費と思われているギャンブルや衝動買いなどが原因になっていることも考えられるが、浪費か、浪費ではないかの線引きは個人の価値観によても大きく左右される。
たとえば、家の近くにスーパーがないため、自動販売機でペットボトル飲料を購入する場面を想像してみてほしい。
この答えは、「ペットボトル飲料はスーパーで買わないともったいない」というマインドをもっている人と、「スーパーまで買いに行く時間のほうがもったいない」という人のどちらに質問するかで、まったく別物になる。
このように、どんな価値観をもっている人なのかによって、浪費と思うかどうかは変わる。
家族と節約マインドを共有するときは、「それは浪費だ」と感情的になるのではなく、「何を」「いくら」「いつまで」といった数値で話し合おう。「なぜ節約が必要なのか」を説明すれば、家族も納得しやすくなるはずだ。家族に一番の理解者になってもらえるように、「共通の目標」や「収支の可視化(家計簿をつける)」は、大切にしたい。
※本記事に掲載の情報の多くは2023年9~11月時点のものをまとめております。掲載内容と変更になっている場合もありますので、予めご了承ください。
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